2014年05月07日 20時13分

スイス「鉄」紀行1991(10)ラウターブルンネン経由。

01440004

さてこの日、チューリッヒを出てからここユングフラウヨッホまで日本人とは出会いませんでした。正確に言うと個人旅行者は私だけでした。実は私の乗ったユングフラウヨッホ行きの列車には続行運転の列車があり、それは何と日本人団体客の貸切!ここ数年、ヨーロッパの観光地で日本人の団体客を見かけることが減ったような気がしていますが、当時はまだまだ健在でした。と、ここまで書いて気が付いた。最近は「鉄」目的の旅が続いており、所謂日本人観光客が来る名所・旧跡には出かけていませんでした。

1991~ヨーロッパ390

1991~ヨーロッパ393

クライネ・シャイデックからインターラーケン・オストへの戻りはLauterbrunnen(ラウターブルンネン)経由を選びました。

Microsoft Word - ユングフラウ鉄道図

1991~ヨーロッパ398

ここは途中にあるWengen(ヴェンゲン)駅。800ミリのナローとラックレールを堪能できる楽しい一枚だと思っています。

(追伸)インターラーケン・オストからチューリッヒへの戻りは、「ベルン」経由を選びました。そのベルンからチューリッヒに向かう列車に乗ったのはもう夜も更けてからでした。お腹もすいたということで食堂車に足を向けたのですが、車内は混雑しており相席となりました。その数少ない席は日本人2人が先客でした。その日本人は2人とも個人旅行で、何と1人旅の中年男3人が夕闇を行くスイスの食堂車で、ビールで乾杯となりました。旅は道連れ。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!