2014年05月08日 20時09分

スイス「鉄」紀行1991(11)ゴッタルドトンネル体験。

1991年10月30日、この日は午後からサン・ゴッタルド(St. Gotthard)トンネルを目指しました。

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写真はその道中ですが、眼下に今通ってきた線路も見えています。目的のトンネルはゲッシェネン~アイロロ間15kmを結ぶもので、何と1882年(明治15年)にこんな長大なトンネルが開通していました。私が乗った当時も、そして今もスイス~イタリア(ミラノ方面)を結ぶ幹線鉄道で、乗車の感想というより、私には珍しく「この絶景の写真を撮ってみたい」というメモが残っています。

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現在、ゴッタルドトンネルの下には世界最長のトンネルとなるゴッタルドベーストンネル(全長57.1km)が建設中で、ここに行くなら今の内とも思いますがさてそれが実現することは難しいかも?

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余談ですがこの時、アイロロより少し南のBellinzonaまで乗車しています。そこはイタリア語圏で、何が列車内で起こったかと言うと車内アナウンスが、「Buon giorno(ブォンジョールノ)」で始まりました。

それまで案内放送の順番はドイツ語が先だったのがその順番が変わったのです。所変われば品変わる。

 

※トンネルの出典/一般社団法人日本トンネル技術協会HP「トンネルベスト10」

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!