2014年07月20日 20時15分
新お座敷列車「36 Z1形」の車内です。
改札が開いて直ぐに向かったため他のお客さんが入る前に撮影できました。こういう時、同業者がいるとこの車内撮影もある種競争となったりしますが、この北三陸号は観光客の方がメインというかそういう方が殆どで、考えようによっては(三陸鉄道の)このブームが長く続くことを予感させるに十分でした。なお発車5分前の12時10分頃にはパンパンの状況となっていました。
お座敷部分はこんな感じ。靴を脱いで上がる掘りごたつ形式となっています。(靴は座席の下に入れる)
座った感想としては少々窮屈で、予約時に「相席…」の話がでたのは何となく納得で、見知らぬ方と狭い空間を共にすることが苦手な方であったり、初対面の方と話すのが苦手な方はどうかな?と思いました。私はと言えば、直角背もたれの夜行列車で旅した時代の人間ですからそういう意味でも問題はありませんでした。
車両の宮古サイドのトイレの前は、敢えて座席を置かなかったようでこのような囲炉裏が設(しつら)えてありました。そして網棚の無い車内ということで、ここを荷物置き場に使うことができました。(三陸鉄道の方に勧められました)
今回、私は大き目のキャリーバッグを持ち歩いており、車内に入った時は一瞬どうしようか?と思ったもののここに置けて安心しました。(この画面で右下隅のスペース)
クウェートの支援で作られた車両であることを示す文字もこうして見ると車体の塗装デザインのように見え、なかなかいい感じです。
こちらの車体で一際目立っている鶴(だと思っています)の絵は南部古代型染という岩手県の伝統的な染めの意匠とのことでお座敷列車の『和風レトロ』感にはピッタリ。この車両のテーマ「三陸の技 まるごと博物館」は本当でした。