2014年07月21日 20時40分

三陸鉄道お座敷列車の旅(3)一方、レトロ車両の車内は。

こちらは36R形レトロ車両(自由席車)です。

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この写真では既に乗客の方がいますが、出発直前にはここから更に増えてほぼ満席でした。お座敷列車は全線を乗り通す方が多いようですが、こちらは団体の方が途中で乗降することが多いとのことでした。ただどちらにしても私の様な1人旅は少数派と見受けられました。

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照明装置は何とも凝ったしつらえになっており、最近、こうした特別車両は本当によく出来ていると思っています。「まあね」といいたくなる「なんちゃって」車両ではお客を呼べない時代ということなのでしょう。

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デッキから車内に入っていくドア部分もこんな感じ。この細やかさは一般の観光客にどこまで通じているのかは分かりませんが、それでも雰囲気の良さは確実に「口コミ」で広がっていくものと確信しています。

2014年07月20日 20時15分

三陸鉄道お座敷列車の旅(2)車内には囲炉裏がある。

新お座敷列車「36 Z1形」の車内です。

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改札が開いて直ぐに向かったため他のお客さんが入る前に撮影できました。こういう時、同業者がいるとこの車内撮影もある種競争となったりしますが、この北三陸号は観光客の方がメインというかそういう方が殆どで、考えようによっては(三陸鉄道の)このブームが長く続くことを予感させるに十分でした。なお発車5分前の12時10分頃にはパンパンの状況となっていました。

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お座敷部分はこんな感じ。靴を脱いで上がる掘りごたつ形式となっています。(靴は座席の下に入れる)

座った感想としては少々窮屈で、予約時に「相席…」の話がでたのは何となく納得で、見知らぬ方と狭い空間を共にすることが苦手な方であったり、初対面の方と話すのが苦手な方はどうかな?と思いました。私はと言えば、直角背もたれの夜行列車で旅した時代の人間ですからそういう意味でも問題はありませんでした。

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車両の宮古サイドのトイレの前は、敢えて座席を置かなかったようでこのような囲炉裏が設(しつら)えてありました。そして網棚の無い車内ということで、ここを荷物置き場に使うことができました。(三陸鉄道の方に勧められました)

今回、私は大き目のキャリーバッグを持ち歩いており、車内に入った時は一瞬どうしようか?と思ったもののここに置けて安心しました。(この画面で右下隅のスペース)

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クウェートの支援で作られた車両であることを示す文字もこうして見ると車体の塗装デザインのように見え、なかなかいい感じです。

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こちらの車体で一際目立っている鶴(だと思っています)の絵は南部古代型染という岩手県の伝統的な染めの意匠とのことでお座敷列車の『和風レトロ』感にはピッタリ。この車両のテーマ「三陸の技 まるごと博物館」は本当でした。

2014年07月19日 19時05分

三陸鉄道お座敷列車の旅(1)予約が取りにくい。

1984年(昭和59年)9月2日の久慈駅。

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この時は夢と希望に包まれており、なおかつ開業から暫くの間は黒字の第3セクターとして活況を呈していました。

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2014年(平成26年)5月31日の久慈駅。新型お座敷車輌「三陸鉄道36-Z1形」+レトロ車両×2の何とも贅沢な編成の列車です。しかも満員!

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先頭車両が全車指定席のお座敷列車「北三陸号」。あまちゃんのアテンダントさんが乗務します。入れ替わり立ち替わり多くの観光客の方とカメラに収まっていました。

お座敷列車指定席券

大人気ゆえ予約が取り難い列車の一つに数えられていますが、電話申し込み時に「相席でもよろしいですか?」と聞かれたので、「私はOKです」と答えたところ無事席が取れ、この指定席券を5月31日に窓口で発行してもらいました。プラチナチケット!!手書きの指定席券なんていつぶりだろう???

お座敷列車記念乗車証

車内ではこうした記念乗車証も頂くことができます。

2014年07月18日 19時54分

三陸鉄道1日乗車券の旅(3)三鉄のこと。

久慈市の中心部の高台にある巽山公園。

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三陸鉄道の車庫がチラッと見えましたが、これ以上には鉄道の姿を見つけられませんでした。

しめさんまリサイズ

これまで東日本大震災以降、三陸鉄道×久慈市漁協×AEONの「しめさんま」を買ったり、、、

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三鉄ラベルのワインを買ったりしてそれなりに出来る範囲の支援をしてきたつもりです。

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また運転再開時から使用できる1日乗車券も昨年入手していました。

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北リアス線と南リアス線がそれぞれ1本に繋がる日が1日も早く訪れることを祈りつつ。

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そして久慈駅の改札を通り、跨線橋を渡りました。

平成26年5月31日(土)、11時50分のことでした。間もなく三陸鉄道と出会えます。しかも新車に乗るのです。

でも嬉しいのか?喜んでいいのか?これほど複雑な気持ちで列車に近づいていったことはかってありませんでした。

2014年07月17日 19時50分

三陸鉄道1日乗車券の旅(2)あまロスのあなたに贈るメッセージ。

平成26年5月31日の三陸鉄道北リアス線久慈駅。

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JRではなく三陸鉄道久慈駅の前には噴水がありました。

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1984年(昭和59年)9月2日の三陸鉄道久慈駅。変わっていないといえば変わっていません。

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ただ平成の駅舎の前にはこんな看板が…。「あまちゃん」ブームは健在です。

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駅から歩いて5分ほどの「あまちゃんハウス」。わざわざ出かけてしまいました。そうなんです。私も「あまちゃん」を毎朝見ていた一人で、こうしてここに来たことで「あまロス症候群」の症状が少し改善したかもしれません。

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中には「祝 運転再開」のヘッドマークがあり、でも良く見ればこれは「北三陸鉄道」のもので、懐かしい気分になりました。

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また北三陸鉄道のジオラマもあり、「あまロス」の人でなくとも十分に楽しめると思いました。

2014年07月16日 19時47分

三陸鉄道1日乗車券の旅(1)E5+E6=E旅

平成26年5月31日(土)。この日は三陸鉄道北リアス線「お座敷列車/北三陸号」が予約してあり、要は久慈12:15発の列車に間に合う必要がありました。そこに向かう手段は3つ。八戸(に前泊して)から7:12発の久慈行きに乗り久慈に9:02着。同じく八戸発10:07に乗り久慈着11:50。時間的には後者の列車で間に合うのですが少々慌しい。そんなことを調べているうちに「そうだ!!二戸からバスがある!」ことを思い出しました。バスを使うことに迷いが無かったといえば嘘になりますが「リゾートうみねこ」に乗れるわけでもないので八戸線は諦め、時間的に余裕もある国鉄バス(いやっJRバス)を選びました。

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仙台発8:06のはやぶさ1号はE5+E6の編成。どうせなら未乗車のE6にしたかったのですが、指定席はE5の方でした。このはやぶさ1号は、八戸着が9:21なので八戸線の列車には余裕の接続の列車です。

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初下車の二戸駅には9:10の定時到着。東北新幹線の盛岡以北の駅らしく近代的なデザインで、ヨーロッパ的な雰囲気があります。

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その駅前に停車中のこれから乗車する9:20発久慈駅行きはその名もスワロー号。私が『国鉄バス』と書きたくなった気持ちをお察し下さい。

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バスは高速道路を一切通らず、岩手県の高原地帯を快適に走っていきます。

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久慈駅には10:30着。1時間45分の接続時間は結果としてとてもいい選択でした。

2014年07月15日 19時42分

上毛電気鉄道運転体験(18)E2系が…。

小山駅からは東北新幹線で仙台へ。18:18発のやまびこ 215号を待っていたら5番線ホームにE2系が停まっていました。東京方面への列車は4番線を使っているはずなので回送列車で後続列車の通過待ちかな?と思っていたら何と仙台方面に動き始めました。

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あわてて追いかけるようにホームを仙台方面に走り2回シャッターを押したところで「やまびこ」入線のためやはり走って元の場所に戻りました。あと1分あったら渡り線をいく珍しい写真をモノに出来たのですが残念です。もっともそれは欲張り過ぎという事かもしれません。

さてこの電車ですが、どうやら小山新幹線車両センターへの入庫のためだったようです。

2014年07月14日 19時40分

上毛電気鉄道運転体験(17)115系をキャッチ!

17:49に小山到着。

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反対側のホームには何と115系が停車中。小山18:01発の高崎行きです。

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この使われていないサボ受けも何だか昭和です。

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半自動ドアがこんな風に中途半端に開いているのも何だか昭和です。

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1枚目の写真と反対のエンド。やっぱり115系には湘南色ですね・・・惚れ惚れします。

2014年07月13日 19時36分

上毛電気鉄道運転体験(16)JR両毛線で小山に向かう。

平成26年5月30日(金)のイベントはこうして終わり、次の目的地に移動です。

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上毛電鉄西桐生駅からJR両毛線桐生駅へは徒歩5分。実はデハ101で西桐生駅にいた時、停車時間を利用して桐生駅のコインロッカーに大きな荷物は預けていました。(社長さん自ら案内して下さいました。一生の思い出です)

以前、駅や観光地にあるコインロッカーは少し大きなカバンだと入れることが出来ませんでしたが、キャリーバッグが広まってからだと思うのですが、ビッグサイズのコインロッカーが普及し、長旅の荷物を駅に置いて身軽に出歩けるようになりました。多分、間違いない。

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ここからは16:34発211系各駅停車で小山駅を目指します。この日は仙台まで行きそこで泊まりとなるのですがここで翌日からの日程を紹介。

31日(土)は運行を再開した三陸鉄道北リアス線「お座敷列車/北三陸号」、南リアス線に乗車。そして6月1日はJR釜石線「SL銀河」に乗車です。

2014年07月12日 19時34分

上毛電気鉄道運転体験(15)特急「りょうもう号」とデッドヒート。

運転体験を終え、解散場所の「赤城駅」を目指します。

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大胡15:33発はフェニックスレッドの3号車。赤城駅着は15:53でしたが、私はそのままこの電車で

西桐生を目指します。(理由はまた後日)

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で、ここから午前中のデハ101同様、東武特急「りょうもう36号」とのデッドヒートが始まりました。何せ赤城駅発は両列車とも15:57の同時発。

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最初の内は上毛電鉄700形が健闘していたのですが、それも束の間の出来事でした。例えは飛躍しますが私は山手線と京浜東北線の併走でも結構、胸がドキドキします。(久しぶりに筆が滑っています)それがこのシチュエーションともなれば言わずもがなの展開です。

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そんななんやかやで西桐生には17:03に到着。改札を出て振り返れば高校生の大群が電車に飲み込まれていきました。

※この写真を撮る前はもっと学生が一杯いた!

※高校生の通学定期には補助金が出ているようで、更に鉄道会社としての努力もあって昨年度は前年に比べ乗客数が僅かだそうですが増えたそうです。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!