2014年10月20日 20時26分
南海22000系電車⇒和歌山電鐵2270系電車。ズームカーという呼び方が馴染んでいる私ですが、車両の扉の位置が若干変わっているのがチト見慣れないですね。でもこの扉位置はデザインのバランス的には悪くありません。
さて今日は「古きを訪ねる旅もまた楽しからずや。」というお話しです。
ここ伊太祈曽(いだきそ)駅は、車庫もあるこの鉄道の拠点駅で、私は最初からここで途中下車をする予定でした。
その目的は、和歌山電鐵の施設が今年の4月25日に国の登録有形文化財に登録されたことにあります。
(両備グループHPから抜粋、転載)
●大正5年、大橋-山東(現:伊太祈曽駅)間に山東軽便電鉄として開設以来、現在まで現役で使用している検査場やプラットフォーム、鋼製橋梁など5件が国の登録有形文化財に登録されました。
●伊太祈曽駅の検査場は、大正5年に完成した中央部と後から増築された建物からなり、屋根は木造トラスで支えられ、整然と並んだ28連の木造トラストは壮観です。
●伊太祈曽駅プラットフォームと上屋は、開業当時の石積みの姿を良く残しているし、上屋も戦前に中古レールを骨組みにしたままで建っています。
1)和歌山電鐵貴志川線伊太祈曽駅検査場
(文化庁HPの解説文から転載)
和歌山電鐵伊太祈曽駅構内の東側に西面して建つ。桁行五二メートル、梁間七・六メートル、切妻造の木造平屋建で、南面に片流れの附属屋を付ける。小屋組は丸太を用いたキングポストトラスで、床にはピットを二本設ける。木造の車両検査場として貴重な遺構。
2)和歌山電鐵貴志川線伊太祈曽駅プラットホーム及び上屋
(文化庁HPの解説文から転載)
和歌山電鐵伊太祈曽駅構内西側に位置する、延長四三メートルの石積プラットホームと桁行一五メートル梁間二・四メートルの上屋である。上屋は古レールの柱と山形に組んだ梁を一体化した躯体で母屋を受け、軒先にデンティル形の飾り板をあしらう特徴的な形式。
(鉄道)文化財を訪ねる和歌山の旅。皆さんにもお勧めです。是非、伊太祈曽駅で途中下車して下さい。まあ欲を言えば検査場がもう少し見えるといいですね。