2014年10月12日 17時59分

近鉄特急4連続乗車の旅(1)名古屋駅~大和八木駅。

平成26年9月27日(日)。 2014_09_27近鉄・阪堺・和歌山_1 B

私は果敢(相当に大袈裟です)にも近鉄名物「特急4連続乗車」に挑戦しました。

1)名古屋線:名古屋発8:50、伊勢中川着9:51

2)大阪線:伊勢中川発9:56、大和八木着10:46

3)橿原線:大和八木発11:01、橿原神宮前着11:05

4)南大阪線:橿原神宮前発11:14、大阪阿部野橋11:51

そもそも2週間前の9月13日に購入しており、私の気合の入れ方が皆さんにも伝わるでしょうか?

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伊勢中川で順調に接続。車内は空いており、隣に乗客が来なかったのをいいことに余裕で旅を続けました。

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大和八木に到着。ところが、そこには信じられない光景が!!!

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ホームの電光掲示板を見上げれば、そこには何か不吉な文字発見!

※「電光掲示」or「電光表示」のどちらが正解?今回、私は「電光掲示」を使います。

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1行ではなく、複数行ある大形電光掲示板(こういうタイプを私は初めてみましたが…)を見ると「南大阪線…運転を見合せ…」「…一部列車の運休…」。

『緊急事態発生!茫然自失、この先はどうなる!?果たして驚愕の結末は?』番組でCMを跨ぐ時のサイドスーパーにすればこういうことでしょうか?

2014年10月11日 20時49分

マン島に独自通貨あり!

(マン島まとめ) さてさてマン島シリーズは如何でしたでしょうか? マン島は知る人ぞ知る自治権を持った英王室属領で独自通貨マンクスポンドを発行しています。 2014_08_06 マン島_49 写真は蒸気鉄道の客車にあるエンブレム。蒸気機関車の絵の下にあるのがその国旗で、島内の至る所で見ることが出来ます。 DSC_0137 左の2枚が独自通貨の20ペンス硬貨の表裏。 DSC_0142 - コピー UPにすると左サイドの「ISLE OF MAN」の文字が読み取れます。実際にはイギリスポンドと等価であり、かつイギリスポンドが普通に使えるため両替等の手間はかかりません。一方、マンクスポンドは“イギリス”本土では使えないとされています。島を離れる時は要注意とも言われており、一応ロンドンに戻った時にあったマン島通貨2枚を手元に残しました。(ネットでは使えるとした記述もあり) そんなマン島は古典車両が保存鉄道ではなく、堂々と“鉄道”として走る正に鉄道の楽園。そう思っています。 正直言って出かける前は「マン島は遠い!し、お金もかかる」のイメージ。でも実際に行ってみればお金はともかく、時間的にはそんなにハードルが高くないと感じました。イギリス方面に出かける機会があり、2日間の時間が使える方は滅多に行けないという事も含めてお勧めの鉄ポイントです。但し、夏季限定です。

(マン島訪問時の参考資料)

HP:

①「Isle of Man Public Transport」内各ページ

②「THE OFFICIAL ISLE OF MAN GOVERNMENT WEB SITE」

③「Groudle Glen Railway」

④「Great Laxey Mines Railway」

⑤http://manxelectricrailway.co.uk/

Wikipedia:

①「Isle of Man、Steam Railway」

②「Manx Electric Railway」

③「Snaefell Mountain Railway」

④「Douglas Bay Horse Tramway」

※Wikipediaは情報の補完として参照しました。

翻訳には「Google 翻訳」「Yahoo!翻訳」を使いました。

★マン島からロンドンに戻った後はごくごく一般的なロンドン観光を楽しみました。最近は鉄オンリーではなく、そんな旅もしています。今回のロンドンへの旅はこれにて終了。明日からは国内に戻ります。

2014年10月10日 20時46分

マン島蒸気鉄道パートⅡ(5)ガトウィックエクスプレスのミルクティー。

マン島空港に無事歩いて到着。

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ボーディングブリッジの無い小規模な空港ですが、島だけあってプロペラの旅客機が結構な頻度で離着陸しており、待合室からその様子を見ているだけでも楽しい時間を過ごすことができました。

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私が搭乗するイージージェットはマン島発18:05 ロンドン・ガトウィック着19:20でしたが、その出発時間に飛行機は到着しました。

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本当はガトウィック空港に着いてから晩御飯にしようと思っていたのですが空腹に負けて機内のサンドウィッチ(4.4ポンド)を注文。

(参考)

1)イージージェットの航空運賃…75.44ポンド

*航空運賃…往路14.99ポンド、復路17.99ポンド

*その他シート指定料(前方通路側、但し指定できるシートで最安値)、諸税、クレジットカード手数料などなどを含む。

2)ガトウィックエクスプレスの往復34.90ポンド。

3)ホテル代…日本円で約10000円。(フリーWi-fiあり)

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さてガトウィック空港内にはターミナルを結ぶ新交通システムがあり、体が反応して一枚撮影。

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ビクトリア駅に戻るための電車。車内は切符売り場の混雑とは裏腹にそんなに混んでいない。

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席でゆったりとミルクティーを楽しみました。因みにミルクは日本で言う“フレッシュ”ではなく、所謂ミルクでした。

2014年10月09日 20時43分

マン島蒸気鉄道パートⅡ(4)「Ballasalla」(バラサラ)駅にて。

「Ballasalla」(バラサラ)駅で待つこと暫し。

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時間は15時を回り、駅員さんが構内信号機の扱いを始めました。

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ダグラス行きの列車が到着し、タブレットの受け渡し。(15:06)

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「Ballasalla」(バラサラ)駅のホームに到着。

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15:08頃、列車は煙を残しながら走り去っていきました。これにて2日間に渡った私のマン島における「鉄活」は終わりました。まあ少し粘ることも出来たのですが初めて訪れた異国の地なので、無理をせず空港で2時間を過ごすことにしました。

さてダグラスの街からマン島空港への足に、私がこの蒸気鉄道を選んだ理由です。

地図を見ていて「Ballasalla」(バラサラ)駅と空港は近そうだと思ったのがきっかけで、路線バスの時刻表で確認した所、所要時間が2分!

何とかなるだろうというのはあくまでも直感で、最悪バスに乗れば良いだろうと気楽に考えて歩き出しました。

結果はビンゴ!10分強の道程でした。

ただ今回の私の荷物はリュックが1個で、これが大きなトランクを持っている場合はお勧めできません。例え雨が降っていなくとも歩くのは大変ですし、まず蒸気鉄道の客室は狭く、荷物の置き場所に苦労します。

とまあそんなこともあって、もしも皆さんが大きなトランクを持ってマン島旅行をする場合は、まずはホテルに直行し、それから行動するのがお勧めですし、また帰りもホテルに荷物を預け最後に取りに行くのが便利でしょう。バスの本数もそこそこありますし、タクシーもあります。

またトランクありで乗り鉄(最低限度の4鉄道完乗)をされる場合には1泊2日コースでは綿密な下調べが必要と思われます。なお2泊3日だと余裕でしょう。

2014年10月08日 20時41分

マン島蒸気鉄道パートⅡ(3)腕木式信号機。

窓からカメラを出して車窓を撮影していて「そう言えば?」と思い出したことが一つ。

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腕木式信号機の「進行」の表示方法。ここマン島では下におりています。

2013_06_12カールスルーエ_129

こちらはドイツのカールスルーエ近郊で昨年撮影した一枚。ICEも走る路線に腕木式信号機があった!という驚きはともかく、「進行」は上に上がるタイプで、ヨーロッパと一くくりには出来ない奥深さを感じていました。

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「Ballasalla」(バラサラ)駅で途中下車。前日の8月6日はここで列車交換が行われましたが、この日のダイヤでは行われません。そこで列車を降りた後、直ぐに場所を移動し、出発で煙を上げる列車を狙いました。右側に写っているレンガつくりの建物は、私には給水塔に見えましたが、さて如何に???

2014年10月07日 20時37分

マン島蒸気鉄道パートⅡ(2)謎の超ナローゲージ。

腕木式信号機が下りると出発進行!

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腕木式信号機は、今も日本でほんの一部で残っていますが、こうして見るとやはり私の年代には郷愁が感じられてナイスですね。(「ナイスですね」は分かる人には分かるかな?)

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車庫にはこんな可愛いディーゼル機関車もあり、「AILSA」の銘板がついていました。愛称でしょうか?もっともKATO?SAKAI?とか思ってしまう私は何者?とか自問自答していました。(笑)

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とっても小さなコンパートメントから見る北の海の風景。ところでこのタイプの客室の残念な点は、先の景色の見通しが良くないことです。まあ致し方ないですが…。

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ダグラスの次の駅、Port Soderick(ポートソデリック)を出て暫くすると、右側から庭園鉄道の様な線路が近づいてきました。実はポートエリンからダグラスに向かっている時に一瞬「あれっ?」と思ったものの、そこに駅があった訳ではないので、そのまま列車は通り過ぎ、こうして帰りにその実態を確かめるべくカメラを構えていました。

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撮影はしたもののネットで検索してもその正体がなかなかつかめず、クロガ湖の直ぐ近くにあったのでCroggaをキーワードに検索したら『minature railway line』と書いてあるサイトを見つけました。ふうっ、疲れた。

でも結局、これがどんな鉄道かまでは分かっていません。Gゲージの庭園鉄道のようにも見えましたが…。

2014年10月06日 20時34分

マン島蒸気鉄道パートⅡ(1)2両のNo.4。

ここからは8月7日のマン島蒸気鉄道です。ということで『パートⅡ』とさせて頂きます。

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ダグラスからマン島空港への足に私が選んだのが実はこの蒸気鉄道。種明かしは後日に譲るとして、乗車予定の列車はダグラス発14:20。その列車はポートエリン発13:05、ダグラス着14:05の折り返しで、何とこの写真は14:06に撮影しています。(デジカメ内蔵の時計参照。この鉄道関係者からは「失礼だ!」としかられそうです。)

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到着すると各コンパーメントからお客さんが降りてきます。これも日本では見られない素敵な光景です。

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さて出発時間が近づいてきました。牽引機は「No. 4 Loch」。あれっ?昨日の機関車も「No.4」だったよね??どうもNo.4号は2両あるようです。

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最後に記念写真。鉄道の方にお願いして撮ってもらいました。日本の動態蒸気機関車ならこうした写真を撮影するのに行列になるところですが、ここではそんなこともなく撮影できました。ところでこの運転台の古めかしさには惚れ惚れします。

2014年10月05日 20時30分

マンクス電気鉄道パートⅢ(5)2階建てバスでダグラスへ。

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ラムジーの街を散歩。バスの時間の都合でそれほど歩き回る事は出来ず、港に行ってタイムアップ。

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ここがラムジーバスセンター(Ramsey Bus Station)。

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11:40発のダグラス(Douglas Banks Circus)行きに乗車。この路線は2階建てのバスだけの運行ではないのでラッキー!当然2階の一番前に座りました。座り心地も上々です。

ただ都市部だけではなく郊外も走る2階建てバスには驚きの秘密が…。というほどのこともないのですが、道路上に張り出した木の枝が車体に当たることがあり、その音が思いのほか大きいというより、一瞬、何かが起きた!と思うほどで、あまりノンビリとバスに揺られている状況ではありませんでした。心臓に悪いこと甚だしい。というのが率直な感想です。

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マンクス電気鉄道との併走区間。撮り鉄ポイントになりそうですね。

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ダグラスの市街地に入ってきました。ダグラス湾に沿った道路ではなく、山側を通ります。

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Douglas Banks Circusの到着直前。馬車に出会いました。最後にこの風景が見えてラッキーでした。

かくして終点に定刻12:36到着のバスは少々遅れて12:45に着きました。

2014年10月04日 20時23分

マンクス電気鉄道パートⅢ(4)ラムジー駅での入れ替え作業に仰天!

平成26年8月7日(木)11時過ぎ。およそ5分遅れてラムジー駅に到着。

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このまま乗って来た電車で折り返すことも考えたのですが、正直、

*板張りシート

*古典車両でバネが硬い

*線路の保守は行き届いてはいるものの…

実は腰にやや問題点を抱える私としては、1時間以上もこの電車に乗るのを諦め、路線バスでダグラスに戻ることにしました。ただもう一点、バスの終点がマン島蒸気鉄道の始発駅に隣接しているという大きな理由もありました。(電車だと、更に路線バスに乗り継ぐ必要があり)

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さて駅構内で写真を撮影していたら、電車をトレーラーの前に付け替える作業が始まりました。これは「動画が面白い!」驚きの連続でした。

1)トレーラーを引っ張ってきた電車のポールを回転。

2)電車が側線に入る。

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3)トレーラーは緩い下り坂になった構内を自走!手動ブレーキで定位置に停止。

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4)トレーラーの前に電車を連結。

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5)ポールを定位置にセットして出発準備完了。

何に驚いたかというと、3)のトレーラーの自走。これは未だかつて見たことが無い!!!

2014年10月03日 20時17分

マンクス電気鉄道パートⅢ(3)線路の整備?と絶景と。

2日間おいて再びマンクス電気鉄道を続けます。

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真ん中のまるで文化財とでも言いたくなる橋をこの電車は渡ってきました。街並みと橋が“旅鉄”にはピッタリ!というより、“鉄”ちゃんじゃなくてもこの風景は楽しめるはずです。

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海を見下ろす絶景ポイントを、ひたすら走ります。

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と、突然何も無いところで電車が停車。鉄道会社の整備担当と思われる方がワイヤー状のものと工具を持って下車しました。

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およそ何も無いといっても過言ではない場所でさて何をされるのでしょうか?ただこうした方がいないと電車の安全運行はできないでしょうから、仕事とはいえ思わずそのご苦労に敬意を表しました。

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終点のラムジーが近づいてきました。海の景色が続きいています。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!