2014年12月10日 20時46分

小坂鉄道廃線跡巡り(1)エボルタ号と大館市。

平成26年11月2日、秋田県大館市の市内を、エボルタ号が走りました。ニュース等のメディアで話題になったのでご存知の方も多いかと思いますが、その様子はパナソニックのウェブサイトでご覧いただけます。

以下、そのサイトから転載。

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「単1形乾電池エボルタ(99本)を動力源に、総重量約1トンのオリジナル車両が有人走行に挑戦!!

人と夢を乗せて、2009年に廃線になった旧小坂鉄道小坂線内約8.5kmの区間走破を目指します!」

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という廃線1日復活チャレンジが行われたのです。どんな電車が走ったかはまた後日。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_138

その舞台となった大館市内の小坂鉄道の廃線跡。この写真の場所はエボルタ号は走っていないようですが、ススキが生い茂っているなんて如何にも廃線跡と言う雰囲気を醸し出しています。

大館駅から5分ほどのところにある『市街地』にこうした廃線跡が今も往時の姿を留めたままであるとは実のところ想像だにしていませんでした。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_139

勿論、踏切では線路側に柵が作られています。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_141

踏切をロングで見ればこんな感じ。この道路は大館駅と中心街を結ぶ幹線道路です。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_142

今も現役感がバリバリですが、「前方鉄道廃止」は紛れもない事実です。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_150

遮断機にはカバーが掛かっていました。こんな写真を撮りつつ市内を小一時間歩いたのですが、特急停車駅であり、昭和の時代からの「市」代表駅が起点であることを考えると、これまでの廃線跡巡りでは一番お手軽な歩きコースでした。

この日(11月8日)は大館駅周辺を歩き、そして翌日曜日は旧小坂鉄道沿いに小坂までレンタカーで移動したのですが、いつでも全線復活出来そうな位、線路が残されていました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!