2014年12月12日 21時32分

小坂鉄道廃線跡巡り(3)ふるさわおんせんとエボルタ号。

一夜が明けて部屋の窓を開けたらそこには線路が!

2014_11_09小坂鉄道レールパーク_1

鉄道の見えるホテルというのはよくありますが、2階の部屋からこんな手近に見えるところはそうは無いはずです。もっともここは小坂鉄道の廃線跡。幸か不幸か早朝深夜に列車が走る事はなく、静かな朝を迎えていました。(大型家電店がなければ昭和の風景です)

2014_11_09小坂鉄道レールパーク_10

旅館の裏手に回り、線路を撮影。

そうして宿に戻ってきて女将さん(古澤さんという苗字で「ふるさわおんせん」は地名からではなくお名前からつけた温泉宿であることも分かりました)から、つい一週間前に正にエボルタ号がここを通ったことを教えてもらいました。

2014_11_09小坂鉄道レールパーク_7

これは女将さんが携帯で撮影した写真をそのまま撮影させてもらったものですが、市民の方が草刈で協力したり、また踏切の封鎖は大館市の全面協力があって実現したそうです。いい話しを聞くことが出来ました。

2014_11_09小坂鉄道レールパーク_8

エボルタ号の後ろにはスタッフ車も走っており、こちらは「大館・小坂鉄道レールバイク」のトロッコのようでした。

田園の中の1軒宿だったからこそ旅館の方とお客の距離が近く、そして「これからどこへ?」と聞かれ、「小坂鉄道レールパークに行きます」と私が答え、その話の延長で「エボルタ号はどこからどこまで走ったのですか?」「直ぐ裏手も走りましたよ」となり、この写真に繋がったのです。ふるさわおんせんさん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。



ADVERTISEMENT

電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

カレンダー

2014年12月
« 11月   1月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!