2015年02月25日 21時05分
8号車15番上段。
ここが私の居場所。三段寝台を知る者から見れば天国のような居住まいです。
こちらは8号車16番下段。実はこの16番は上下段とも乗客はいませんでした。車掌さんに確認したところ、この日はここが車掌さんの緊急用の持ち席だったようで、座ったりするのは構わないがくれぐれも汚さないようにとの条件付で使用が許され、私はここに座って弁当を食べたり、まったりとした時間を過ごしました。それにしても北斗星でも上段2つが同様の車掌さんの持ち席で、こんなことが続くのは、普通はありえないでしょうからそんな偶然にただただ感謝でした。
そんなこんなをしているうちに外はすっかり夜。
南千歳駅ではホームでしか買えない「北海道汐彩弁当」が今夜のお供。同行の方たちは車内で予約する「黒毛和牛のすき焼き重」(数量限定)や私の様な駅弁であったり、それぞれの夕食を楽しんでおり、それこそがトワイライト流なのでしょう。
一度は食べてみたかった食堂車「ダイナープレヤデス」のディナーコースは予定通り夢のまた夢。でも食べられなかったことがそれはそれで良い思い出になりそうです。
五稜郭駅で運転停車。ここで機関車の付替えのため28分停車ですが、外に出る事はできません。18:46の撮影ですから外に暗さに比べまだまだ夕方とも言える時間であることに気付きました。
この時点でもう4時間乗っていることにある種の驚きがありました。そりゃそうです。これが「移動手段」だと思うと既に確実に“苦痛”な所要時間となるのですが、これが「旅」だと時間の経過そのものも楽しみになるのは何故でしょう?きっと私だけではないはずです。