2015年03月11日 20時25分

台鉄海線と日本風駅舎(3)日南駅。

今日は丸4年経った東日本大震災に触れないわけにはいきませんが、私に出来る一つのこと。それは「忘れない」ことだと思っています。

仙石線が全線復旧し、仙石東北ラインが開業したら一足先に復旧する石巻線の女川も含めて再訪の予定です。

2013_09_28石巻線・仙石線・常磐線_213

●写真は2013年9月28日、仙石線高城町駅にて撮影。

また出かけましたらその報告をこのブログでさせて頂きます。

その東日本大震災で、日本に200億円を超える義捐金を送ってくれた台湾のシリーズを続けます。2014年11月30日の夕食後は昔ながらの日本式といわれている駅舎が今も使われている駅を探訪。まずは日南駅。

2014_11_30 海線の旅&日本式駅舎15

白沙屯駅から更に4駅、彰化駅側に戻っています。(ホテルが彰化市内なのでこんな表現をしています)

時間は19:20。考えようによっては何でこんな時間に見学しているのかということになりますが、「鉄道三昧の旅」と銘うっているだけあってまだまだ「鉄」が続きます。

2014_11_30 海線の旅&日本式駅舎16

寂れた感じがしないので、恐らく相当に手が入っていると思われる日南駅です。改札口の時計もいい雰囲気を醸し出しています。

2014_11_30 海線の旅&日本式駅舎19

ホーム側から駅舎を見てみました。

国鉄時代にこんな駅舎を夜行列車の窓から覗いていたような気がします。

2014_11_30 海線の旅&日本式駅舎20

いろいろ見ている内にこんな看板を見つけました。台中市の史跡に指定されているのですね。こうしてちゃんと手入れがされて残されているのは訪れる側からしても気持ちが良いものです。(トイレもあります)

2014_11_30 海線の旅&日本式駅舎18

日南駅の最後の写真。屋根下にある明かり窓と思われるお洒落な丸窓があり、こうした建付けは日本の駅(日本建築)では見かけた記憶がありません。もっとも私の加齢による記憶力の低下もあるので何とも歯切れが悪いのですが、とても珍しいのではないでしょうか?世の中まだまだ知らないことが多いと痛感しました。

(追伸)「日式」について…確かに日本風ではありますが、「日本」をそのまま持ち込んでいるわけではなく、台湾の気候風土に基づいた工夫もされています。そんなところを探してみるのも「日式」駅舎探訪の楽しみだそうです。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!