2015年04月29日 15時04分

ドイツで撮り鉄/ノイエンマルクト80キロポスト(2)1日乗車券。

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上段の切符はドレスデン中央~ホーフ中央の間にあるグラウハウ(Glauchau)駅までのモノ。

下段は「Quer-durchs-Land-Ticket」と呼ばれるドイツ版「青春18きっぷ」とも言える1日乗車券。午前9時から有効なため、ドレスデンから午前9時以降に到着する駅までの乗車券を別途購入したのがこの2枚の切符の理由です。

この1日乗車券。一人で買うと44ユーロですが2名乗車ですと52ユーロ。5名以内という条件はあるものの複数名で買うと割安なチケットです。実際には駅の窓口で購入しているため手数料で2ユーロを追加し2人で54ユーロを払っています。そうなのです。今回は1人旅ではなく同行者あり。その方は都市交通研究家であり一昨年にはネコ・パブリッシングから「名古屋市電 上・中・下」を上梓され、実は根っからの撮り鉄でもある服部重敬氏。ということで服部さんから「同行OK」が出たからこそ私も“撮る”ことを目的に“乗る”という実に40年ぶりの旅を決意した次第です。何事でも初心者はベテランに(謙虚に)教えを請うのが習熟への近道です。そしてこの乗車券の情報も服部さんの提供でした。

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写真のマルクトショルガスト駅を後にしてドイツの超有名お立ち台である「ノイエンマルクト(Neuenmarkt)80キロポスト」を目指します。道は衛星写真の地図等で服部氏が事前に調べておられたので私はついていくだけ。

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歩くこと約30分。「撮り鉄ポイント」として驚きの案内看板やベンチも整備された「ノイエンマルクト80キロポスト」に到着。ベンチの向こうの黄色の物体が看板で、この地の歴史だけではなく、蒸気機関車末期の伯備線布原信号所の激パにも似た斜面にびっしりと張り付いた撮り鉄さんでごった返す写真もあったりしました。

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看板掲載の2つの地名の内、右側が私たちが下車したマルクトショルガスト。左側がノイエンマルクトです。カメラマークのあるところが正に「お立ち台」で、赤い点の所が今いる場所となっています。日本でこんな看板は見たことが無い!

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早速本命到着前の試し撮り。

※日本人の撮り鉄さんには「ノイエンマルクト80キロポスト」という名前で通っていますが、看板には「08 FOTO-STATION DER KILOMETER 80.0」とありました。「08」は撮影地の番号です。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!