2015年05月09日 20時50分

懸垂式モノレール(2)踏切注意?

オーバーロシュヴィッツ(Oberloschwitz)駅舎。

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屋上は展望台になっています。

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建物の中はミニ博物館。敷地にはカフェもあります。

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モノレールらしく潔い1本レール。

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美しいドレスデンの街とエルベ川の流れを眼下に上り下りしています。

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こっちから見るとまるでレールのあるロープウェイにも見えます。ところでレールの下、車体の上に一本のロープがあるのが分かりますでしょうか?実はそれが車体をぶらさげる機器に繋がっています。

このモノレールは一般的なモノレールと異なり自分で走ることが出来ません。そしてこのロープを山頂側で巻取り&緩めて車体が動きます。つまりケーブルカーと同じ仕組みで、形態が異なっているのです。昨日のタイトルを「モノレールだけどケーブルカー?」としたのはそんな理由からです。

私はこうした鉄道の研究をしている訳ではないので、どうしてこんなにユニークな懸垂式モノレールが100年以上前に誕生したかわ分かりません。でも見て乗って撮りたくなるという私の気持ちは分かってもらえると思っています。

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上下するモノレールを撮影しようと帰路は歩きにしました。「モノレールが通るので車の高さに注意」と思われる標識は世界でもここだけではないかと私は信じて疑いません。さて真実や如何に?

このモノレールの近くには正真正銘のケーブルカーもあり、今回はそれに乗りませんでしたが、それぞれの終点を結ぶハイキングコースもあるようでした。ちょっと気になっています。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!