2015年05月11日 21時12分

ラーデベルクで撮り鉄(2)01形重連到着。

12:45頃、01形重連が姿を見せ始めました。

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「01 0509-8」が先頭、「012118-6」が2両目にいます。

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「01 0509-8」は重油専燃だからかあまり景気の良い煙ではないのは諦め気分。ただ重油専燃でも煙は出そうと思えば出せると聞いたのですが…。

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そしてさあ通過!という緊張の一瞬を迎えていたら何とスピードを落としている。

あれっ?と思う間もなく、列車は信号で停車。何事かと思いつつも停車している理由が分からない。束の間の時間が過ぎてドレスデン方面への貨物が通過。まるで単線区間で行き違いがあったような感じですが、屋根のないオープンな貨車に木材を積んで走る光景が見られるという意外性もあり。それはそれで楽しんでいました。もっともこの写真を撮りつつ01重連が動き出したらどうしようかという心配も一方でしており、だったらこの写真を撮らなきゃ良いだろうと一人突っ込み&ボケをかましていました。

2015年05月10日 20時59分

ラーデベルクで撮り鉄(1)まずは手慣らし。

4月17日(金)、11時少し前にドレスデン中央駅に戻ってきました。既に2つの目的を果たしているというこの密度の濃さは最高の気分です。

ザクセンチケット

次はドレスデン中央発12:25(予定)で「ツィッタウ(Zittau)」に向かう01形重連が牽くツアー列車の撮影です。

使用する乗車券は午前9時から有効となる「ザクセンチケット」(Sachen-Ticket)。ドレスデン市が州都となるザクセン州の鉄道が乗り放題(ICE、IC等の優等列車は除く)となる便利なもので、1枚23ユーロ。不正を防ぐためと思われますが記名式です。サインをする場所は「*ここに名前を書きます」としたところで、別に私の名前なのでそのまま出しても良かったのですが、揺れる車内で書いたため、、、という言い訳でマスキングしました。(恥)

※ドレスデン中央駅の自動券売機で購入。ドイツ語だけではなく英語等の多言語対応の券売機(日本語対応はなし)もあるので何とか私でも買うことが出来ました。

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先行して撮影場所に向かうべく乗車した11:35発のツィッタウ(Zittau)行きはホーム左側に停車中の白と緑色の列車。2両連接で車両の真ん中一箇所に乗降用ドアと言うのは日本ではJR九州の783系しか思い浮かばないタイプで、昔ながらの低いホームからバリアフリーで乗車できるようにした部分低床車です。

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下車したのはラーデベルク(Radeberg)で11:59の定時着。ここからは単独行動。他の方たちは「きっちり撮り鉄」だったので、更に先の場所(駅からしっかり歩く)を目指したのですが、私は目的の列車撮影後にもう一つ別の目的があり、地図+航空写真+撮り鉄さんたちの感想といった情報を参考に、駅から歩いて10分以内の撮影ポイントが見つかりそうなここで下車しました。

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最低限度、駅を出たところにある陸橋から撮れるのではないかいう“感”を信じた結果ですが、列車内からも陸橋の上でカメラを持って待ち構えている人たちが少なくとも10人以上見えたので、良い写真が撮れそうという予感から気分的には楽になりました。

しかし若干期待外れだったのが左側の照明用の柱の列。ただドイツの撮り鉄さんたちはそれをあまり気にしていないようで、列車の編成は綺麗に撮れるものの柱越しとなる場所が1番人気で、私のいたこの場所は3人だけでした。

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慣らし運転の1枚。さて本番や如何に。

※この日のこの時間はかなりの風が吹いており、三脚を据えての動画の撮影は諦めましたが、本命到着の直前に風が緩み少々残念な気分でした。

2015年05月09日 20時50分

懸垂式モノレール(2)踏切注意?

オーバーロシュヴィッツ(Oberloschwitz)駅舎。

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屋上は展望台になっています。

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建物の中はミニ博物館。敷地にはカフェもあります。

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モノレールらしく潔い1本レール。

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美しいドレスデンの街とエルベ川の流れを眼下に上り下りしています。

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こっちから見るとまるでレールのあるロープウェイにも見えます。ところでレールの下、車体の上に一本のロープがあるのが分かりますでしょうか?実はそれが車体をぶらさげる機器に繋がっています。

このモノレールは一般的なモノレールと異なり自分で走ることが出来ません。そしてこのロープを山頂側で巻取り&緩めて車体が動きます。つまりケーブルカーと同じ仕組みで、形態が異なっているのです。昨日のタイトルを「モノレールだけどケーブルカー?」としたのはそんな理由からです。

私はこうした鉄道の研究をしている訳ではないので、どうしてこんなにユニークな懸垂式モノレールが100年以上前に誕生したかわ分かりません。でも見て乗って撮りたくなるという私の気持ちは分かってもらえると思っています。

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上下するモノレールを撮影しようと帰路は歩きにしました。「モノレールが通るので車の高さに注意」と思われる標識は世界でもここだけではないかと私は信じて疑いません。さて真実や如何に?

このモノレールの近くには正真正銘のケーブルカーもあり、今回はそれに乗りませんでしたが、それぞれの終点を結ぶハイキングコースもあるようでした。ちょっと気になっています。

2015年05月08日 18時41分

懸垂式モノレール(1)モノレールだけどケーブルカー?

アルトシュタット機関区鉄道博物館に別れを告げたのは8時45分頃。30分強とは言え、中身は濃かった!

陸橋を渡ったところにあるバス停から今度は市街地を縦断し次の目的地へ。たまたま乗り換え無しの一つの系統だったのもこの行動を後押ししてくれました。

※61系統「Zwickauer Str.」バス停⇒「Körnerpl.」バス停まで乗車。

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落ち着いた街並みの中にある矢印の建物は実はモノレールの駅。

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ロシュヴィッツ(Loschwitz)地区にあるシュベベバーン(Schwebebahn)と呼ばれる見た目はケーブルカーのこの鉄道。地元の足、そして観光客の足となっているとの事ですが始発は私たちが乗った9:30です。寄り道をしていてかえって良かった。(笑)

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車両はこのリベット打ちの箱にぶら下がっており、間違いなく懸垂式モノレールです。私的にはどちらも正解なのですが…。

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ホーム端からの見た目。

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車内からの見た目。そうっ、支柱の並びが美しい造形。以前からドレスデンに来る機会があったら絶対に乗ってみたいと思っていました。

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1901年の開業。既に100年を越える歴史があり、全長は274メートルで高低差は84.2メートル。40人乗りの車両が、麓のケルナープラッツ(Körnerplatz)からオーバーロシュヴィッツ(Oberloschwitz)まで最大斜度39.9%で結んでいます。所要時間は5分弱と言うところでしょうか。

2015年05月07日 18時39分

アルトシュタット機関区鉄道博物館(2)大人気スポット。

私が確認した蒸気機関車たち。

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扇形庫の1番から「52 8154-8」

2番「01 0509-8」

3番「01 1066」

4番「01 202」

5番「001 180-9」

6番「01 2066-7」

7番「01 2118-6」

8番『2番に入っている「01 0509-8」のテンダ?』(この関係が私にはよく分かっていない…)とその後ろにいる「01 137」。

9両目「35 1097-1」

10両目「03 001」

11両目「ナンバーを確かめられなかった」が一両

12両目は小型の保存機。

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陸橋の上には数十人の方がおられ、その内日本人は10人ほどだったと思います。

(追伸)結局これで満足してしまい、メイン会場のこの機関区には行きませんでした。土曜日の夜にはライトアップやコンサート等も行われるということでしたが、毎年、凄い人出だと聞いていたので少々ビビったのは間違いありませんが…。

2015年05月06日 18時30分

アルトシュタット機関区鉄道博物館(1)朝一番の機関区。

4月17日(金)朝7時半前。ホテルで出かける準備をしていたところに服部さんから一本の電話。

今回のドレスデン蒸気機関車フェスティバルのメイン会場、アルトシュタット機関区鉄道博物館が「凄いことになっているから来ませんか?」とのお誘い。速攻で準備をし、ドレスデン中央駅からトラムと路線バスを乗り継ぎ8時10分過ぎに機関区を見下ろす陸橋に着きました。

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「35 1097-1」が転車台に乗っている…。

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前日にノイエンマルクト80キロポストで撮影した「01 1066」が「01 137」の“テンダ”を押し込んでいる…。

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その「01 1066」が扇形庫の3番に入って行く。

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シャッターを押しても押してもキリが無い。この幸せ。

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またまた「35 1097-1」が転車台に!

2015年05月05日 16時15分

ドレスデン中央駅での予期せぬ出会い。

ケムニッツ駅を20:03発の列車に乗車。

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どうやら「01重連」は私たちがトラムを撮影中か、それとも夕食のサンドウィッチを買っている間に通過してしまったようです。

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で、ドレスデン中央駅に到着したら何だか様子がおかしい(ドラフト音がする)というのを察知し、あわてて煙の臭いのする方に走った!

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「01 0509-8」+「01 202」の重連が到着。んっ?「202」???

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その時は夢中でシャッターを押していましたが、最後の最後まで私にはこの列車がどこから来てどこに向かおうとしていたのか分かりませんでした。残念な私です。

2015年05月04日 19時04分

01の後はケムニッツのトラム(2)トラムトレイン。

ケムニッツのトラムを見に来た理由。それはトラムによるケムニッツ中央駅から鉄道線への新たな乗り入れ(=トラムトレイン)工事の進捗状況を確認のため。

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トラムのホームの先の線路は市内方向(左方向)とは別に、右方向への線路が新設されて繋がっているようでした。追記しますが、写っている更に右側の新設っぽい線路もトラムのホームの延長上にあります。もう暫くするとこの先の鉄道線上でトラムの走る姿が見られるようになりそうです・

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市内を走る電車とケムニッツ中央駅構内の電車を行ったり来たりしながら撮影。

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そして駅構内に戻ったら先の赤い電車の運転士さんが真顔で私たちを呼び止め、何となく雰囲気は「ついてこい!」。ビクビクしながらついていったら「電車に乗れ!」という感じ。ドレスデンに戻る電車の時間も近づいてきていてどうなる事やらと思ったら…。運転席に案内されて記念写真を撮影させてくれました。なお運転レバーに手を置いているのは私の積極性の現われではなく、運転士さんからの指示があったからです。いやあ結果オーライだけど本当に心臓に悪かった。ということで運転士さんに敬意を表してUP。ありがとうございました。

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で、もう一枚駅前で撮影して終了!

(参考)ケムニッツ市のトラムはこれまでも南部で鉄道線に乗り入れており、シュトルベルク(Stollberg)と結ばれています 。(522系統)

2015年05月03日 19時59分

01の後はケムニッツのトラム(1)タトラとの出会い。

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17:41。グラウハウ(Glauchau)駅で見覚えのある客車に追いついた!

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ひょっとしてと思ったら01は影に隠れて給水中。またどこかで会えるかな?

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ケムニッツ(Chemnitz)中央駅に19:02着。駅前でタトラとの出会い。運が良いかも…。

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人口約24万人のケムニッツ市もまたトラムが市内交通の主役と言っても過言ではありません。この街の以前の姿を私は知らないのですが、ドイツ鉄道の駅と一体化されたトラムの電停は、利便性と言う言葉を本当に体感できます。自分自身の高齢化に鑑み、日本の今後の公共交通の在り方は決して他人事(ひとごと)ではありません。

2015_04_16ドレスデンまとめ_148富山県の高岡市、富山市では駅構内への路面電車の乗り入れが実現しましたが、この近さは公共交通の利用促進に間違いなく貢献していると思います。

2015年05月02日 19時50分

ドイツで撮り鉄/ノイエンマルクト80キロポスト(5)撮り終えて。

ノイエンマルクト80キロポストでは7人の方が撮影しており、内3人が日本人。参考までにもう一人の日本人も何と名古屋の方で、ドイツのお立ち台に3人の名古屋人が肩を並べて撮影したという何とも不思議な構図でした。

また「あと10分で01到着」というのを日本人がドイツ人に伝えるのもなかなか愉快な経験でした。それにしても服部さんのネットワークは凄い!

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さてマルクトショルガスト駅からここまでの道のりを逆回転でお見せしましょう。お立ち台の周りはこんな感じで森の中の小道を歩んで行きます。

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途中のお立ち台の一つ。ここでも日本人を含む何人かの方が撮影されていたと聞きました。

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列車が来たので撮影した一枚。道のりは駅から一応案内看板が出ていますので分かると言えば分るのですが、ちょっとハードルは高そうです。行かれる方は事前準備を念入りにすることをお勧めします。

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戦い終わればドイツらしく一息。

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午後4時半を前にやっと軽食。ドイツのポテトは本当に美味しい。それにしてもたった一軒の駅前“食堂”。開いてて良かった!

2015_04_16ドレスデンまとめ_122駅舎の中にはこんな展示もされていますが中に入る事は出来ません。

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と思う間もなく16:42発の列車に乗車。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!