2015年06月10日 20時37分

ドレスデン市内。エルベ川のほとりにて。

蒸気機関車の牽く列車の撮影も駅撮りを主体にしては勿体ないので、地図を片手に出かけました。(単独行動)

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トラムの6、11系統の走るエルベ川に架かる橋。

日曜日の午前中は、トラムは本当に本数が少なく、事前に調べておかないと大変な事態を招きかねません。一応ここには調べて行きました。

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午前中の順光狙いならここかなと思いつつ、あまり川らしさが出ないので今一つ。因みに夕方は反対側が順光になります。(同行者が素晴らしい写真を撮影していました)

さてこの日は昼間に1本走るのは聞いていました。どこを通るかまではちゃんと聞いていなかったもののここは通らないはず…。と思っていたもののこの橋に数人のドイツ人の撮り鉄さんらしき人たちの姿が見えたので「えっ、ルートが変わった?」とか都合よく考え、駅に戻らずそのままここにいることにしたのですが…。

その後、その方たちが電話をしていると思ったら散っていきましたのでやはりここは通らないということで撃沈。そうそう上手く物事が進んだら、それはそれで怖いものがあります。

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ということで、ここに来た時に「良いかも」と思い付いたカット、逆光で歴史的建造物を背景に走るトラムを撮影することにしました。

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ドレスデンの明るい色のトラムなら逆光でももう少し色が出るのではと思ったのは「ちと甘い」考えだと気づくのにそんなに時間はかかりませんでした。

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左側の電車はある程度色は出ていますが、右側のラッピング車両は、よくよく見ないと気づかないかもです。

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黄色の車両とラッピング車両の位置が入れ替わっています。この方がまとまった感じがしますが、同じ色の電車同士だと面白みに欠けるかもしれません。

2015年06月09日 21時53分

またまたドレスデン中央駅。35形重連出発!

平成27年(2015年)4月19日(日)。

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この日もスタートはドレスデン中央駅の駅撮りから。

8:30発のノッセン(Nossen)行きです。

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「35 1097-1」+「35 1019-5」+客車という35形の重連列車。

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出発前。朝日を受けて輝く漆黒のボディーは美しい。

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そして8:30ジャストに出発。ホームの高さが低いのでドイツの駅は大型“蒸気機関車”の迫力を十分に堪能させてくれます。お手軽な駅撮りでも私は大満足。

かつては誤用とされ今は市民権を得たと思われる言葉「鳥肌が立つ」を実感していました。

2015年06月08日 19時53分

更に01を撮る/ドレスデン中央駅西側陸橋。

4月18日(土)の19:00過ぎ。ドレスデンに戻ってきたら空に熱気球が浮かんでいました。

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日本ではこうした無動力(多分)の飛行体が市街地の上を飛べるのでしょうか?等とまるで仕事のようなことを考えつつ、それに乗り蒸気機関車の雄姿を見てみたいとも思っていました。

これでこの日の盛り沢山な「鉄」時間は静かに終えるはずでした。

しかし、

01形が集結しているドレスデンはそれを許さない。(驚)

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同行の服部氏が翌日の撮影の下見をするということで、ドレスデン中央駅からトラムで1駅西に向かったところにある跨線橋に一緒に向かいました。と、そこに怪しいドラフト音。19:21、「01 1066」が単機でドレスデン中央駅に向かっていきました。この後、望遠レンズで駅を覗くと客車に連結しており今にも出発しそうな感じ。

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19:32。こうして私の眼下を通り過ぎて行きました。やはりツアー列車のようでしたが、1日に一体何本運転されているのでしょう?

※日本よりも架線が目立たない感じです。個人的な感想ですがそう思った具体的な理由は特にありません。

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この日はドイツに来て初めて余裕の食事タイムとなりました。と言ってもすでに時間は午後8時20分頃ですが、サマータイムのドイツではこの時間は決して遅い時間帯ではありません。

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目的はシュパーゲル(Spargel/白アスパラガス)。正にドイツに春を告げる野菜とのことで、日本なら筍といったところでしょうか?

それにしても旨い!

日本でも味わえるのかなあ?

2015年06月07日 20時51分

01重連を撮る/ケーニッヒスシュタイン(4)街とエルベ川と01と。

神がかり的に晴れとなり、Sバーンも無事通過。

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狙っていた画角で機関車を収めることが出来ました。

2015_04_18ドレスデンまとめ_238-トリミング

この写真は家に帰ってから、前の写真をトリミングしたもの。今後の撮影の参考にすべく、風景を大きく取り込み列車の編成も見せるか、それとも機関車を主体にここのテーマである「川」を大胆に切り取るかを考えるためです。

未だに私の結論は出ていませんが、最初からトリミングありきは「何のための撮影」ということになりますので、次回、別の現場で悩んでみようと思っています。

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さてカメラを少し左に振るとこんな感じ。

このシーンは最初から狙っており、先の写真と合わせ、数本の列車の通過に合わせて練習しました。

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編成の最後尾には赤と白のドイツらしいディーゼル機関車「118 770-7」がいましたが、後補機として力を出していたかは不明です。

※この場所の人出はざっと30人。うち日本人は10人ほどと思われました。

2015年06月06日 20時48分

01重連を撮る/ケーニッヒスシュタイン(3)登場!

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旅客と貨物の離合。撮り鉄初心者としてはどの段階を「ベスト」とするかの決断がなかなかつきません。

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とか他の列車の写真も何枚か撮っているうちに本命が姿を現しました。時間は17:07頃。30分以上遅れていますがここはまあ誤差の範囲内というか想定内。

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手前からSバーン(ケーニッヒスシュタインに停車するので速度が遅い)が出現。私の周りには30人ほどの方がいましたが、思わず「うっ」という声が漏れていました。

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しかし、次の瞬間それを何とかクリア。そして晴れ間がまた戻って来た!!!

2015年06月05日 20時46分

01重連を撮る/ケーニッヒスシュタイン(2)撮影地への道。

昨日UPした写真の駅から撮影地までの道を復習。

所要時間は10分ほどとは言うものの小高い丘の中腹をまで登りました。

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登ったのはこんな感じの階段。この写真の場所はほぼ撮影地です。

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見上げればどこまで行くのだろうと不安な気持ちを押さえつつ、いつかは絶景が眼下に広がるのをただ信じていました。

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ここが登り口。分かりにくいから間違えないようにとのアドバイスを頂いていましたが確かに分かりにくい。民家の敷地内の階段も多くて紛らわしいとも聞いていましたが、ダメ元でここからアタックして結果オーライでした。

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次の撮影地は同じケーニッヒスシュタイン(Königstein)ですが場所を移動。こちらはハイキングコース沿いの絶景ポイント。行きかう人達と「ハロー」とか挨拶をしつつ、15:15頃に到着。先ほど撮影した列車の戻りは定刻なら16:30ですので余裕です。練習も念入りに行いました。

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そこから家々の屋根を見ていたら「明かりとり?」の窓がどこか猫の目っぽくって撮影。

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3つ目は妖怪の雰囲気あり。

2015年06月04日 20時44分

01重連を撮る/ケーニッヒスシュタイン(1)晴れた!

4月18日(土)の午後は、ドレスデンから東南というか東南東の方角にあるドイツ人にも日本人にも撮り鉄スポットとして人気のあるケーニッヒスシュタイン(Königstein)に向かいました。

ドレスデン中央(Dresden Hauptbahnhof)発12:59のバート・シャンダウ(Bad Schandau)行きに乗車。

ケーニッヒスシュタイン(Königstein)到着は13:37。

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テーマ=エルベ川と鉄道。まずは試し撮り1.貨物列車。

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試し撮り2.はチェコからの国際列車。チェコの客車の最後尾に一両だけドイツの客車がついているのがご愛嬌です。

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14:45頃、ジェチーン(Děčín)方面に向かう01形重連が登場。曇っているのは致し方なし。

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と、その次の瞬間、晴れた!

「01 1066」+「01 0509-9」+客車+ディーゼル機関車「118 770-7」の美しい編成。直前まであられが降り、寒さに震えていたとは思えない…。

2015年06月03日 20時34分

ドレスデン中央駅の昼、大形蒸気の賑わい。

ドレスデン中央駅のコンコース。花壇風のしつらえがあり、旅人の心を慰めそして楽しませてくれます。

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冬が長く厳しいヨーロッパゆえに、こうした明るさを求めているのかもしれません。

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4月18日(土)の12:18。

2番線ホームにはドレスデン中央駅を8:54に出たノッセン(Nossen)行きが戻っていました。入替機が付いていたので12:12の定刻に着いたようです。

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と思ったら「03 2155-4」が牽く列車が到着。

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ドレスデン中央駅の2・3番線の昼時は、大型蒸気の共演となりました。

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この後、2番線の列車は引き上げられ、3番線の写真の「03 2155-4」は機関車だけ一旦引き上げられ、その後私のいた2番線ホームを通過して、そこには客車だけが残されていました。

そこから先は確認していません。その理由は12:30という時間は、私がここにいられるタイムリミットだったからです。

2015年06月02日 19時59分

ドイツでナローを乗り鉄/ヴァイセリッツタール鉄道(5)ドイツ鉄道との共演。

鉄道が趣味でない方であってもこの列車なら楽しんでもらえそうです。

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私はディポルディスヴァルト(Dippoldiswalde)での滞在時間僅か13分の10:40には折り返しの列車に乗りましたが、ただ乗っているだけでも風景に退屈することはありませんでした。

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トロッコに同乗だったどこからどう見ても同好の士(乗り鉄)と思えた方と互いのカメラでエールの交換。進行方向左側の遊歩道で多くの人がハイキングというか散歩を楽しんでいる姿が写っていますが、恐らくこのヴァイセリッツタール鉄道でここまで来ていると思います。(思いたい!かも?)

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起点のフライタール=ハインスベルク(Freital-Hainsberg)近くに戻るとドイツ鉄道との共演というか饗宴。

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こうして2時間ほどのプチ『時間』旅行は終わりました。最後は私の心象風景。

※この写真を撮っていたらドイツ人の親子連れが通りがかり、先に通ってもらおうと思ったら何と私の撮影を優先させてくれました。(多謝)

※ドイツ鉄道の駅は高架となっており、ヴァイセリッツタール鉄道に乗るにはこの通路を通って行きます。「さようなら」と心の中で小さく呟いてドレスデン中央駅に戻りました。

2015年06月01日 19時58分

ドイツでナローを乗り鉄/ヴァイセリッツタール鉄道(4)第3動輪はフランジレス。

1日開きました。再びナローの乗り鉄です。

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ディポルディスヴァルト(Dippoldiswalde)に到着すると早速機回し。

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とにかく列車が到着するやいなや機関車は直ぐに切り離され、最後尾の客車に乗っていた私はその様子を見られずじまい。ということで帰路の先頭に立つべく側線を走ってきた機関車を撮影することにしました。

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動輪は5軸のEタイプ。

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ひょっとして?と思いつつ足回りを見たら、やはりありました。というかありませんでした。ありましたと言うのは「フランジレスの動輪」があったということで、ありませんでしたと言うのは「第3動輪にフランジがない」という意味です。

台湾の製糖鉄道でフランジレス動輪を見てからどうもそういったことが気になる今日この頃です。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!