2015年07月11日 20時30分

富山地方鉄道市内軌道線(2)富山駅に乗り入れ。

平成27年3月14日。富山地方鉄道市内軌道線が富山駅北陸新幹線高架下に乗り入れました。

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昨日の写真が昼間になっただけの写真ですが、折り返し6:49発の大学前行きは、『SANTRAM(サントラム)』のウェブサイトにUPされている運行時刻予定表には無かった電車です。

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富山駅電停では、向かって右側が大学前&環状線方面の乗車ホームで、左側が南富山駅前方面の乗車ホームになっています。

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ところでこの開業により市内軌道線の路線延長が160メートル伸び、その営業キロは7.6キロになりました。ということは乗らねばならない!

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狙いをつけたのは環状線の電車、セントラム。

6:51発で再びここ富山駅に戻るのは7:16。普通に仕事に勤しむ平日にはこんな時間から動くことはまず無いのですが、どうして「鉄」が絡むと朝一番から深夜まで体が機敏に動くのでしょう?訳が分かりません。

2015年07月10日 20時23分

富山地方鉄道市内軌道線(1)夜景。

2015年(平成27年)6月13日(土)の19:45過ぎ。

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富山地方鉄道市内軌道線の「レトロ電車」が「南富山駅前」から「富山駅」に到着し、折り返し19:47発で「南富山駅前」に向かうのはウェブサイトで確認していたので、一応様子を見に行きました。流石にこの時間は「レトロ電車」狙いの観光客&鉄道ファンの姿を見かけませんでした。

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すれ違うのは折り返し富山駅19:52発のサントラム。この時間帯はまだ南富山駅前方面の電車は5分間隔なので、こうした並びシーンを待たずして撮影できました。ヘッドライトとテールランプのギラリ狙い。今一つ…。

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宿泊したホテルで「宿泊者限定」で配られている“北陸新幹線開業記念市内路面電車無料利用券”。ホテルにチェックインして知ったのですがこれは翌日電車に乗る予定の私にはあり難かった。無料券は2回乗車できるもので来年の3月31日までならいつ使ってもOKとのこと。ということで日付印も無ければ何も無い。電車を降りる時に1枚ずつ切って運賃箱に入れるシステムになっていました。

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「Rail Inn」のロゴの入ったボールペン。そう言えば以前、「Rail Inn」の記事を雑誌で読んだような記憶が…。

京急EXイン・西鉄イン・名鉄イン、静鉄ホテルプレジオ、富山地鉄ホテルといった鉄道系ホテルのネットワークが出来ているのを部屋に備え付けのボールペンで思い出しました。(一応…持ち帰ってはいません)

ということでこの日のホテルは富山地鉄ホテルです。さてその理由は?

2015年07月09日 20時08分

IRいしかわ鉄道~あいの風とやま鉄道に乗車。

2015年(平成27年)1月5日。IRいしかわ鉄道521系の車両デザインが決定しました。

IRいしかわ鉄道のその日の公式ウェブサイトのトピックスにあった内容は下記の通り。

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車両デザインが決定しました

当社の車両デザインが決定しました。コーポレートカラーとロゴマーク、石川の伝統工芸を彩る五つの色(赤/臙脂系、黄/黄土(金)系、緑/草系、紫/古代紫系、紺青/藍系)を車両デザインに使用することで、親しみやすさと石川らしさを表現しました。

なお、石川の伝統工芸を彩る五つの色は側面のアクセントカラーとして使用し、保有する5編成でそれぞれ異なる配色とします。

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この『色』の違いを実感するのは連結部。

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左側がクハ520-55、右側がクモハ521-14。

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ということで金沢からこの日の宿泊地、富山への移動はここまで来れば分かったも同然の18:42発のIRいしかわ鉄道。

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途中の倶利伽羅駅(19:00着、19:01発)からあいの風とやま鉄道に会社が変わるので、自動券売機で発行の乗車券も倶利伽羅から860円区間。

車内で気にしていたこと。それはどれ位の人が富山県側まで乗るかということ。私の乗車していた車両(金沢駅出発時での目視の着席率60%強)では、たまたまかどうかは分かりかねますが、高岡で下車した人が結構いました。また富山まで乗り通した人は数人です。JRの在来線時代と一概に比較は出来ませんが、如何にも旅行者という方も見受けられたので、当面はこんな状況なのでしょう。所要時間が1時間というのもこの鉄道に乗ろうと言う動機になるのかも知れません。

終着の富山は19:41。日の長い6月であっても流石に暗くなっており、写真は撮影せずに駅をあとにしました。

2015年07月08日 20時06分

金沢駅は凄い。

アメリカの旅行誌「Travel & Leisure」にて「世界で最も美しい駅」14選に選ばれた金沢駅。

完成してもう随分経ちますが、今の金沢駅に降り立ったのは初めてです。

2015_06_13 金沢駅ドーム

金沢駅の全景を撮るべく外に出ようとするとまず目に入る巨大なガラスドーム。

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外に出るとそこには現代と過去のベストミックスのsデザインとも言える巨大な建造物が姿を現します。「世界で最も美しい駅」と言うのを実感できた瞬間でした。

2015_06_13 金沢駅噴水

現在時刻が表示される噴水。

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暫くしたら「ようこそ金沢へ」に変わりました。

この細やかさは観光客だけではなく、仕事で来た人の心にも響くのではないでしょうか。

2015年07月07日 20時05分

北陸新幹線、E7系とW7系。

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どうでもいい話ですが、車内でカメラの充電。今回はコンデジ×1、デジ一×1を持ち歩いていましたが、あまり撮影しなかったコンデジの充電を先に済ませておくことにしました。いやあ便利な世の中です。

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18:13、金沢駅に定時到着。

これで日本全国乗りつぶしが一山越えました。

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さて今回私はW7系に乗ってきましたが、ではE7系との差は何でしょう?車内のメロディーが違うのでそれが一番の違いとなりますが、外形的には先頭車のロゴマークの違いが分かりやすいですね。

こちらは「WEST」で、

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こちらは「EAST」です。もっともこんなことを気にするのは一部のマニアの方だけかも知れません。でも私は両方撮影出来てご満悦。

※この日のはくたか568号1号車(自由席)の軽井沢からの乗車率は多分3割程度。座れるとは思っていましたが2人がけどころか3人がけでも1人しか座ってないことも多く、意外な印象でした。と、そこで思ったのですがグランクラスはどうなんでしょうね?

2015年07月06日 20時00分

北陸新幹線で金沢へ。

軽井沢駅からは北陸新幹線で金沢へ向かいます。その内、長野~金沢間が初乗りで、3月14日の開業以来、私が乗り鉄であると知る人たちからもう何十人にも「北陸新幹線は乗った?」と聞かれ、「まだ」と力なく答えていた日々に終止符を打つ日がついに来ました。

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その前に。

そもそも軽井沢駅の改札の外に出たのは生まれて初めてかも?

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16:05着で16:06発の567E「はくたか567号」到着。本当ならもう少し線路側に立ちたかったのですが、安全のため黄色い線の内側ではこれが限界でした。それにしてもW7系乗車も初めて。ワクワクします。

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右側に停車している568E「はくたか568号」は16:04着の16:05発。ギリギリで2ショットが撮れました。さすが鉄道の定時運行大国ニッポン!

※「ろくもん」で同行した知人は、途中の上田駅で下車していきました。

※因みに東京行きの「はくたか568号」はF13編成ということでE7系。図らずもこの写真はE7系とW7系の両方が写っています。

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初乗りの「飯山」~「上越妙高」間で乗券の証拠撮影。一応撮影地点は長野駅を出てから…に拘ったのですが背景が…。

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上越妙高駅は17:03着の17:09発。ここで後発の8533E「かがやき533号」に先を譲ります。長野でこれに乗り換えれば16分早く金沢に着くのですが、その差なら(空いている)自由席で十分だろうと思い「はくたか」に乗り続けていました。そしてこの写真を撮るためにわざわざ1号車に乗りました。

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富山平野に入り立山連峰があるであろう方向を見てももやっていて何も見えません。

2015年07月05日 19時34分

「しなの鉄道開業10周年」記念フレーム切手

いうまでも無く、しなの鉄道は1997年(平成9年)10月1日、北陸新幹線長野開業に伴い開業した第3セクターです。もう18年も経っているんですね。早いものです。

しなの鉄道10周年切手

2007年にはこの「しなの鉄道開業10周年」記念フレーム切手も発売されていましたが、正直言って当時は地域限定のこうした“鉄道”切手に私はあまり興味がなく、収集するというところまでは行き着きませんでした。

なおこの切手はNPO法人名古屋レール・アーカイブスに寄贈された所蔵品です。会として切手類はそれほど大量に保存している訳ではありませんが、時代に応じて様々な切手が発売されているのはその通りで、これからも寄贈を受け、所蔵品を充実させ、何かの機会に公開したいという気持ちは持っています。

2015年07月04日 19時32分

しなの鉄道「ろくもん」(4)噴煙たなびく浅間山。

小諸駅では、「ろくもん」の乗客を駅前の「停車場ガーデン」に案内するミニツアーが行われています。

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殆どの乗客の方がそこに行かれており、指定席に乗車する私たちも付いて行きました。雰囲気としてはワイルドフラワーのお庭という感じ。色々な花が咲いており、晴れていればもっと華やかな印象になったのでしょうが、それでもいい感じの10分でした。

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と言っても私たちは他の乗客の方たちとは離れ、別の所に向かいました。もっともほんの数歩のことなのですが、それはホームの一角とも言える場所にある明治42年建築のレンガ造りの『油庫』。

小諸駅の鉄道施設のランプの灯油を保管するために作られたもので、建物の入り口には「少量危険物貯蔵取扱所」の看板がかけられており、往時を偲ぶことが出来ます。

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さて駅前に戻り、「浅間登山口」のモニュメントをパチリ。天辺にある何か変な形のモニョモニョは噴火する浅間山の雰囲気を形にしたものだそうです。(と、聞きました)

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その浅間山は「ろくもん」車内からもよく見えます。そして絶景ポイントで電車を減速する「撮影タイム」も用意されています。

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6月16日(火)に浅間山のごく小規模な噴火のニュースが駆け巡りましたが、13日はこんな感じでした。

さてこの撮影場所はどこでしょう?それは「ろくもん」に乗ってのお楽しみに残しておきましょう。

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「ろくもん」は15:48の定時で軽井沢着。食事つきプランはとても魅力的ですが、それとは別にこの電車の折り返しとなる「ろくもん3号」も狙い目かもしれません。何せ食堂車も含めて全車指定席なので、食事は出ないものの手軽に食堂車に乗ることが出来、特に3号車は座ってみたい!

2015年07月03日 19時31分

しなの鉄道「ろくもん」(3)小諸駅。

小諸駅には15:00着の15:17発。

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しなの鉄道の駅はそもそも国鉄~JRの大幹線である信越本線の駅だけあり、拠点駅はどこも風格があり、また広々しています。ここ小諸駅はJR東日本小海線との共同使用駅ですが、駅舎側の番線をしなの鉄道が使っています。

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そのホームではこんな可愛いお出迎えも。

「りのん」という名前がついており、「こもろ市民まつり」のみこしのために製作されたご神体との案内がありました。

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こちらは改札口の直ぐ横にあった水槽。金魚が泳いでおり、「ろくもん」の乗客の方たちも足を止めて覗いていました。

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一旦改札の外へ。実は「ろくもん」の乗客は外に出ることが出来るのです。その理由は…。

2015年07月02日 19時29分

しなの鉄道「ろくもん」(2)1号車の車内。

一方、軽井沢方の先頭車となる1号車。この車両は供食されませんが、その代わり気軽に乗ることが出来ます。

参考までにこの日、私が乗車した長野発軽井沢行きの「ろくもん2号」はよもやのガラガラ。しなの鉄道の人も驚いていたほどなので、梅雨時の土曜日で、かつ人があまり動かないであろうとこの時期を狙った私の思惑はドンピシャリではまりました。

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運転室後ろの場所。ソファーで寛ぐことが出来ます。

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向かい合いの2人席と4人席があり、こちらは4人席。大形テーブルがあり、通勤通学対応の輸送力列車115系の改造とは思えない優雅さです。

小さなお子さんのいる家族連れがこの席で食事しながら旅をするのにはうってつけでしょう。

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「木のプール」。子供向けかな?と思ってみていたら、食堂車の大人のお客さん達もここに入って記念写真を撮影されており、人気の場所です。一応、私も撮ってもらったのですが、公表は差し控えます。

(少しはしゃぎ過ぎており、社員としての品位を保つためにカット)

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車内販売のコーヒー。小さなカップですがお値段はお手頃な200円。1号車の売店で注文をすると席まで持ってきてくれました。

ところでこの「ろくもん」は2人旅。知人と上田電鉄の車内で合流し、私と同様に初「ろくもん」ということで一緒に信州の旅を楽しみました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!