2015年09月07日 20時08分

欧州・国際列車の旅/チェコ・リベレツに向かう(1)乗車券の話。

「さようなら」と昨日書きましたが、あくまでも蒸気機関車との話しで、まだまだドイツ旅は続きます。

リベレツに行くために

4月20日は「乗り鉄」三昧。それもヨーロッパらしく国際列車の旅。

この日使った乗車券は、

1)一番上…ドレスデンエリアの一日乗車券で、エリア内の公共交通機関である普通列車、近郊列車、トラム、バス、船に乗れる。

※宿泊していたホテルの発行でチェックイン日~チェックアウト日まで有効。

2)真ん中…アルンスドルフ(Arnsdorf)~ビショフスヴェルダ(Bischofswerda)間の往復乗車券

3)一番下…ユーロ・ナイセチケット(Tageskarte EURO-NEISSE)と言って、隣り合うドイツ・チェコ・ポーランドのエリア限定の一日乗車券。

の以上、3枚。

 

2015_04_20ドレスデンまとめ_43

この日の最初の目的地はチェコのリベレツ(Liberec)市。ドレスデン中央駅を8:45に出る列車に乗車。

分かりにくいですが、このホームの緑色の列車の向こうに停まっているのが目的の列車。

 

2015_04_20ドレスデンまとめ_44

これがその列車でリベレツ(Liberec)行きなのですが方向幕はツィッタウ(Zittau)になっています。3日前の4月17日に行ったドイツ/ツィッタウを経由しチェコに直通している列車で、どうもドイツ国内の最後の駅名を掲出しているようでした。

ここで3枚の乗車券を組み合わせた理由ですが、それは一番お得だったからという単純なモノ。ただこの列車に乗った時は1)しか持っておらず、他の2枚は車内精算。

3)のユーロ・ナイセチケットはドレスデン中央駅では発券できないようだった一方で、そのエリア内を走る列車の車掌さんからは買える気がしたので、この手段に打って出たのですが、実はこれ結構リスキーなやり方。ご存知の方も多いと思いますが、ヨーロッパでは乗車券は「乗る前」に買うもので車内精算は基本あり得ません。※ペナルティーの対象になります。

ただ3日前にこの路線に乗った時、ツィッタウエリアでは無人駅であっても駅に自動券売機がなく、乗客が車掌さんから買っているのを確認していたので「大丈夫であろう」という確信(?)はありました。

なお2)は2つの乗り放題エリアの繋ぎです。私の拙(つたな)い説明を理解してくれた車掌さんに感謝です。



ADVERTISEMENT

電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

カレンダー

2015年9月
« 8月   10月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!