2015年09月12日 20時01分
バスを途中で降り、道路から少し離れた目的地プロセチュ・ナト・ニソウ(Proseč nad Nisou、正式な電停名はProseč N.N. Výhybna)に到着。
何とも素敵な風景!かっては日本でも見られた未舗装道路+路面電車の線路。
この路線についてはウェブサイト「鉄道ホビダス」の「編集長敬白」(2012年7月19日更新)の記事に『”未舗装路側軌道”を求めて。(下)』として発表されていますが、その情報と写真を提供したのが正に今回同行の服部重敬氏です。
今回、服部氏がこの路線の近代化改修工事が始まったようだとの情報を得、さてこの美しい風景がどうなっているかを確かめておきたいとして、当初から今回の旅の目的地の一つにここを入れておられました。ならば私も見たい!ということで同行させていただいたのですが、電車が走っているかどうかの確たる情報はなく、一方私は「編集長敬白」の記事で、ここなら空振りでも面白そうとばかりに訪問することに決めました。
結果はご覧の通り。そりゃあ電車が走るところを見たいのはやまやまですが、電車の走らないこの風景も捨て難いというかこれはこれで面白く、何度もシャッターを切っている私がそこにいましたが、通りがかったチェコの人たちに私たちがどう映ったかが心配です。
月曜日の昼下がりで、所謂幹線道路ではないので通る車や人通りも少なかったのですが、それにしてもこんな線路を15分間隔で電車が走るとは名鉄美濃町線を髣髴させるには十分でした。ただ改修工事は途中までは進んでいるもののこの辺りには気配すらなくこのまま廃線?という言葉がよぎってしまうほどで、今後の動向が心配されます。