2015年09月28日 20時10分

留萌本線/増毛への旅(6)日本海に沈む夕日。

さて帰路の増毛から留萌の間が、実はこの日最大の山場。日本海に沈む夕日を見つつ、それを撮影できるかどうかの勝負の時間でした。

この日(平成27年8月22日/土曜日)の増毛の日の入りの時刻は18:29。留萌で18:28。

列車から、太陽が海に沈む瞬間は望むべくもありませんでしたが、それでも夕景は見られるだろうと思ったこともここをこの日に訪れた大きな理由でした。と言いつつ天気予報は回復傾向と出ていたものの、深川と留萌の間では雨もあったりして、今回のチャレンジはそこまで(夕日を)期待するには無理があったかもしれないと思ってもみたりしていました。しかし、神は我を見捨てませんでした。「北斗星」の見送りを諦めた甲斐がある結果となりました。

2015_08_22 留萌本線増毛_100

まずは「礼受(れうけ)」駅で貨車駅舎と夕景の組み合わせ。

2015_08_22 留萌本線増毛_103

18:10頃には息を呑む美しさが私を包みました。他の乗客の方達の行動も、そして列車の走る音さえも私には聞こえていませんでした。

2015_08_22 留萌本線増毛_105

18:13。太陽は見る見るうちに水平線に近づいていきました。この列車の走る時間があと15分後なら…。そんなことも頭をよぎりましたが、それは贅沢と言うもの。

北海道のこの地でこれほどまでに美しい夕日を見られただけで幸せなひと時でした。

2015_08_22 留萌本線増毛_107

留萌駅にあった「日本一の夕陽のまち」の看板の言葉にうそ偽りはありませんでした。

このブログをお読みになった方でここを訪れようと思った方は是非、夕陽の見やれる時間をお勧めします。勿論、天気予報のチェックをした上ですが…。



ADVERTISEMENT

電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

カレンダー

2015年9月
« 8月   10月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!