2015年10月19日 20時48分
ところで展示室の入り口には横に描かれたサハリンの鉄道地図があります。
その地図では日本の稚内と橋で結ばれています。
またサハリンの西海岸にはロシア本土と結ぶ海底トンネルがあります。
壮大な夢物語といえばそれまででしょうが、その地図がここサハリンの鉄道歴史博物館の入り口に掲げられているという事は、島であるサハリンの「切なる願い」がそこにあり、日本の4つの島が鉄路で繋がっていることとも無縁ではなかろうと思いました。
こうしておよそ3時間弱も博物館に滞在し、楽しい時間を過ごしました。そして最後に館長さんから思いがけない申し出あり。
実は博物館で過ごした最後の30分ほどは館長さん自身が撮影したりスキャンした画像データを見せてもらいながら、サハリンの鉄話で盛り上がっていました。そしてその画像データの一部をコピーしても良いとのお言葉。また「サハリンの鉄道の歴史、サハリンの鉄道の今を紹介する」ことを条件に、私のこのブログでの使用もOKとの言葉を頂きました。もっともその使用方法の責任の重さについてはヒシヒシと感じています。
※明日からその一部を紹介します。「提供:鉄道歴史博物館」の文字が入れてあります。
※帰国時の船内で館長さんと親交のある方と知り合ったのですが、「彼(館長さん)はサハリンの鉄道を本当に愛している」「あなた方(同行者全員)の(サハリンの)鉄道への愛情が本物だと伝わったのでしょう」とされており、今回の旅はやはり同行の方に恵まれたと思った瞬間でした。
別れ際に館長さんと固い握手。
奇跡の出会いが生んだ正に奇跡のひと時であり、かつ至福のひと時でした。
さてここを確実に見学する方法ですが、事前に館長さんに電話するようになっているようで、入館方法と電話番号は展示室の入り口にロシア語で書いてありました。で、間違いないと思います。ただロシア語で電話と言うハードルをどう越えるかが最大の難関とも言えます。
もっとも運がよければ私達のように展示場で出会えるかも知れないませんが…。