2015年11月08日 16時24分
暫くサハリン(樺太)鉄道旅のシリーズをお休みし、明知鉄道開業30周年を記念して暫く明知鉄道について書きます。
明知鉄道の前身、国鉄明知線が全線開業したのは今から約80年前の1934年(昭和9年)6月24日。
その後、1985年(昭和60年)11月16日に現在の明知鉄道が誕生し今年で30周年を迎えました。記念行事は11月14日(土)に行われますがその詳細は明知鉄道のホームページでご確認下さい。
残念ながら14日に明知鉄道に行けない私は、その代わりと言っては何ですが「明知鉄道開業30周年セット」を注文しており自宅に届けてもらうようにお願いしています。
さて2週間前の10月24日(土)、30周年に先駆けて私は明知鉄道を訪問しています。目的は「きのこ列車」への乗車で、恵那駅発が12:40ゆっくり目の時間だったこともあり、とりあえず恵那駅から歩いて10分ほどの恵那市中央図書館で静態保存されているC1274にご挨拶。
屋根の下にあることから状態は上々。
地元の方の愛情を感じるピカピカのナンバープレート。
この機関車は昭和25年から明知線で活躍してきた地元ゆかりの1両。
恵那駅と恵那市中央図書館の間にある古屋慶隆氏の銅像。大井町(現在の恵那市)出身の衆議院議員で明知線の開業に尽力されたそうです。
銅像の隣にある石碑。こちらは「浅見与一右衛門顕彰碑」。
浅見氏は岩村出身の岐阜県議会議長~衆議院議員で、岐阜県で最初の電気鉄道「岩村電気軌道」(大井駅/現在の恵那駅~岩村駅)を開業させた功績が顕彰されています。
そもそもこうした保存蒸気機関車や銅像等の存在があまり知られていないのが残念ですが、折角の明知鉄道開業30周年ですので一度訪問されては如何でしょうか?