2015年12月01日 20時48分

サハリン(樺太)鉄道旅(51)クルーズ船「にっぽん丸」。

10時過ぎ。クルーズ船の姿を確認しました。

2015_09_02~08 サハリン紀行_827

どこかで見た船。

日本のクルーズ船「にっぽん丸」で9月4日(金)に北海道の小樽を出航し、利尻島を経由してこの日(9月6日)、サハリンのコルサコフに入港していました。

2014_10_26 鳥羽/にっぽん丸

思い出してみれば2014年10月26日に三重県の鳥羽で出会っており、奇遇ですねと声を掛けたりしました。何てね。

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コルサコフ(Корсаков)駅を通り、終点が近づいてきました。

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駅名標は「2КМ ПKЗ」ですが、時刻表には「Пять углов 2КМ ПKЗ」となっています。10:17の定時着。

※「З」が文字なのかそれとも数字の「3」なのかも不明。「2КМ」は大泊港駅から「2キロ」のような気もします。

2015_09_02~08 サハリン紀行_840

翻訳ソフトを使うと「Пять углов 2КМ ПKЗ」=「ファイブコーナー 2キロ PZ」と出てきます。(ロシア語の読み方は不明)

地図検索サイトで「Пять углов」&「Корсаков」と入力すると駅の近くに「Пять углов」は確かにあり、それはショッピングモールだと出てきました。さてそれが駅名の由来かはどうでしょうか?

2015_09_02~08 サハリン紀行_841

「2КМ ПKЗ」駅の先にもこんな感じで線路が続いているのですが、折り返し列車の出発時間が10:27と10分しかなく、確かめるのは断念しました。

ところで今回乗車したこの路線は旧樺太東線(大泊港~豊原~敷香/現ポロナイスク:Порона́йск)の一部で、いつまでかといった時期は不明ですが、ロシアになってからもユジノサハリンスク以南では旅客列車は運転されており、その廃止後も貨物列車は引き続き運転されていました。今回の復活劇ときっかけとなった理由の一つは沿線に「シティーモール」という巨大ショッピングモールがオープンしたことによるとのことですが、試験運用なのか恒常的な運転を見込んでいるかまでは分かっていません。

※樺太東線の区間は昭和14年の時間表を参考にしています。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!