2015年12月22日 20時26分

サハリン(樺太)鉄道旅(63)ホルムスク(真岡)への道。

またまた今日からサハリン(樺太)鉄道旅を再開です。よろしければ画面右側の「カテゴリー」~「海外の鉄道」~「一般的な鉄道」をご覧頂ければバックナンバーを確認できます。もっともプユマ号の話しがサンドウィッチされています。

サハリン(樺太)の旅も残すところあと2日になった9月7日月曜日。この日はサハリン西海岸の鉄道の乗り鉄DAY。ということで西海岸の中心都市ホルムスク(Холмск)をまずは目指します。

かつてユジノサハリンスク(豊原)とホルムスク(真岡)との間には日本時代に作られた旧豊真線(南部横断線)がありましたが、今はそれぞれの末端部(ユジノサハリンスク側はこのシリーズの(22)~でUPした路線)を残して廃線となっており、今回はバスで向かいます。

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時間は朝の7時27分。町の象徴ともいえるレーニン像。朝日を浴びてすっくと立っています。

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ユジノサハリンスク駅。駅正面には「ВОКЗАЛ」の文字。因みにバクザールとは「駅」という意味で、何ともストレートなことよ。

もしも市内で道に迷ったら『「バクザール」と聞けばここに戻れるので、この言葉は覚えてください』というのが今回の旅のリーダー・白川さんの教えでした。勿論順守。使う事はありませんでしたが。

その「バグザール」の両隣には時計があり、左側がサハリン時間、右側がモスクワ時間で、この2つの時計の存在こそいま私たちがロシアにいる証となっています。

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鉄道駅の前にあるバスターミナル。ここから郊外へのバスが出発します。

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7:00-19:00。これがここの窓口の開いている時間のようでした。

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私達が乗るのは8:40発のホルムスク(Холмск/真岡)行き。左側が往路のバス乗車券で右側は復路のバス乗車券。復路はホルムスクのバスターミナルで買いましたが、注目なのは指定席であること。辞書ソフトでは「Место」=「場所」「席」と出てきたので間違いないと思います。

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516系統のバスが来ました。えっ?小さい。本当にこのバスで良いの?座席指定だよね???

※真岡の読み方…樺太の真岡は「まおか」と読みます。栃木県に「もおか」市があるので紛らわしいですね。因みにパソコンの変換では「まおか」と打っても「真岡」は出てきません。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!