2015年12月23日 20時05分
バスは小型の観光バスといった感じ。座席指定というのは成程納得のシートですが少々狭い。1時間に1本程度の本数のある都市間バスであり、2時間ほどかかると聞いていたのでてっきり「大型バス」という思い込みがありました。まあまあそれも旅の醍醐味。サハリンの長距離バスに初挑戦ということでテンション少しUP気味。それにしてもバスも定時で出発。時間通りでことが進むサハリン時間に慣れて来ていました。
バスに乗って約1時間10分。突然目の前に豊真線の廃線跡である鉄橋が出現。これにはビックリ。まだ残っているとは思ってもみませんでした。
周りは高原風景。地図で見るとかつて鉄道のあった場所と、このバスが走る道路はほとんど平行しておらず、山越えのために鉄道が物凄く大回りしているような感じでしたが真相や如何に。
バスに乗って1時間25分の10:05頃。バスが峠を越えたかと思ってから暫くの後、突然海が見えてきました。山の窪んだ所にホルムスクの町もちらと見え、今からそこまで駆け下ります。
あまりの雄大な景観に圧倒されつつ、それが鉄道にとっては並大抵ではない峠越えだったことを感じさせるに十分でした。