2015年12月30日 20時23分
定期的に運航日が決まっているわけではなく、運ぶ貨車があれば出航すると聞いていたこの連絡船。
出会えればラッキーというまるでドクターイエローのような存在。
岸壁に近づいてきました。
沖合にこの船がいることに最初に気付いたのが丁度12:00頃で、これからの私達の予定に全く影響しない時間での入港。本当に私達の今回の旅は運が良い。まして車をチャーターできずに路線バスで来たから出会えたこの瞬間です。
間もなく接岸。
これで接岸。撮影を始めて僅か10分の出来事で、多分このブログを呼んでいる方も「えっ!たった10分」と驚いてもらえると思っています。
参考までにこの船に積まれるのはロシアのブロードゲージ1520ミリの貨車。
鉄道歴史博物館提供の写真でその様子が垣間見られますが、以前日本からサハリンへの「鉄道愛好家」向けツアーが何度か実施された際、ここの見学も組み込まれていたそうです。
で、陸揚げされた貨車はここホルムスクで1067ミリの台車に履き替え、サハリン各地に散っていきます。
逆にサハリン各地から戻ってきた貨車は逆の手順で1520ミリの台車に履き替えてロシア本土に戻っていきます。日本では消えてしまった鉄道車両の航送を、日本から一番近くでやっているここロシア。船のダイヤが決まっているのなら乗ってみたいものですね。
海を臨む公園の向こうに船がいる風景。素敵です。