2016年01月16日 20時49分

サハリン(樺太)鉄道旅(85)さらばサハリン。

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定刻より少し早く9:50過ぎに出航。ダイヤ通りなら稚内港にはサハリン時間の15:30、日本時間の14:30の到着です。

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大泊港駅があった桟橋が遠ざかっていきます。4艘の船の停泊している場所のどこが亞庭丸・宗谷丸の停泊場所だったのでしょう?最後の最後まで浪漫が広がります。

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この日の宗谷海峡も極めて穏やか。

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13時過ぎ、日本の宗谷岬が見え始めました。携帯電話も日本の電波が届くようになります。

ここからは期待を込めて書きますが、来年以降も“稚泊航路”が続くなら、飛行機ではなく「船で行くサハリン鉄道旅」を多くの方に勧めたいと思います。ただインフラが十分ではない面もあるので、完全な個人旅行よりもツアー利用か現地旅行社での手配(一部を含む)の方が良いかもしれません。

今回の私達の旅は、サハリン2回目という白川さんと、現地で勢力的に情報収集できるお二人との4人旅だったことがナイスな結果に繋がったと思っています。今回の私達のルートをトレースしようとしても個人手配では限界があると思われ、ユジノサハリンスクには日本語の通じる旅行社もあるので、そういうところを通すのも手でしょう。それと私の個人的な感想ではありますが、もしももう一度サハリンに来るチャンスがあったとして、その時も1人旅ではなく2~4人旅をすると思います。時間に余裕がたっぷりあるので話し相手が欲しくなるのと簡単に言えば荷物番がいた方が楽です。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!