2016年03月31日 20時44分

D51827(2)今にも走り出しそう。

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密閉された倉庫の中で眠るように保存されていただけあって状態は極めて良好です。ただ数年前までは特に整備されることも無かったため、色褪せ、また朽ちてゆく直前だったそうですが、このD51に輝きを取り戻したいと願う人たちが所有者と相談し徐々に手が入るようになり、今はまだ途上ではあるものの、それが今回の関係者向けの公開に繋がりました。

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整備作業を始めた頃、煤けていたところも塗装面がまだ良好なのが分かり、埃を落とし丁寧に油拭きをしたらまるで生きているが如くまでその姿を現したそうです。こうして見ているだけでも整備の大変さは十分伝わってきますが、何より元の保存状態が良くなければこうはならなかったでしょう。

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部品ごとに刻印されているD51827の文字もどこか誇らしげにその存在を主張しているように見えたといえば大袈裟でしょうか?否、整備した方達の心意気の主張でしょう。

2016年03月30日 20時20分

D51827(1)個人所有の蒸気機関車。

平成28年(2018年)3月13日(日)、愛知県内のとある場所。 2016_03_13 D51827_54

この倉庫の中が公開されました。

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中にあるのはD51827号機。

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後ろから見てもD51827号機。この機関車のナンバープレートのもともとの色は青とのことですが、諸般の事情でこの様になっています。

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倉庫内は狭く、機関車の横は通るのがやっと。

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実はこの機関車は個人が所有しているもので、これまで公開されたことは殆どなく、今回は全国の鉄道保存の活動をしている会の関係者を中心に声が掛けられ、私はNPO法人名古屋レール・アーカイブスの会員としてここにやってきました。

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3年前に名古屋の街を走り抜けたSLあおなみ号を発展させ、いつも蒸気機関車が走る街にしたいと考えている河村名古屋市長もここを訪れ、実現に向けてより強い意欲を持ったとも聞いています。そのD51を肌で感じる千載一遇のチャンス。万難を排して来た価値は十分ありました。

それにしてもD51に惚れ込んだとはいえこうしてここまで運搬し、大切に保管してきたと言うのは驚くべき事実です。

※このD51は知る人ぞ知る存在というか、知っている人は殆どいなかったと思われます。今回は所有者の方の希望により場所については書けません。ご了承下さい。

2016年03月29日 20時16分

原鉄道模型博物館(2)撮影が難しい(涙)。

原鉄道模型博物館は開業当初こそ撮影禁止でしたが、今は撮影可能です。(ストロボ、三脚禁止とか条件あり)

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ということでレッツ!チャレンジ。

最初の一枚でこれがトンでもなく難しいことに気付いてガチョーン。

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撮り鉄で場慣れしている人でも、(当然の事ながら)模型はまず車両が小さく、またスピード感を掴むというか慣れるのに時間がかかるとのこと。

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鉄道模型で鉄道写真を撮影している方はそれだけで尊敬に値しそうです。

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手持ちながら一応置きピンをして撮影したものの、ほんの数センチのズレで撃沈。これでも鉄橋の先端部にピントを合わせたつもりでしたが…。小さなファインダーでは限界があるとつまらない言い訳。再履修に来ようと決意。

そもそも撮り鉄をまともにしていない私が、そんなに簡単に撮れるはずが無い。世の中そんなに甘くは無い。ただそれは考えるまでも無く当然のこと。

とはいうものの下手は下手なり経験不足も承知の上で、それでもここで撮影しているのは楽しいです。

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リニア・鉄道館のジオラマでも隠れキャラ探しが楽しみの一つですが、ここのジオラマにも色々仕掛けがありそう。今回は夕方までに名古屋に戻る必要があったのでそこまで辿りつけなかったのが残念。

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最後に「ヨコハマ」を楽しみつつこの場を去りました。

2016年03月28日 20時12分

原鉄道模型博物館(1)台湾の鉄道展。

平成28年(2016年)2月20日。

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入新井西公園を後にして、次に出かけたのは「原鉄道模型博物館」。ビルの2階とは知っていたもののこれほど巨大なオフィスビルとは驚いた。

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「模型鉄」ならずともその内容の充実ぶりから開館してから一度は来たいと思ってはいたもののやっとこの日に来ることが出来ました。

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きっかけは既に3月17日に終了しているのですが特別展としての「台湾の鉄道展」が開催されていたこと。台湾へは何度か出かけており、毎回ゆったりとした鉄旅を楽しんでいます。今年も実は3月20日~24日の日程で出かけたばかりで、その予習も兼ねての博物館訪問でした。

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さてこの原鉄道模型博物館で気に入った代表の一つがモノレールの模型。良いなあ。

2016年03月27日 20時34分

C5766の動輪が動く(3)迫力十分!(動画)

それではC5766の動輪が動くところをご覧下さい。

この日、私は11時からの回を見ました。

お分かりになりましたでしょうか?実は動輪が動くだけではなく汽笛も鳴るという優れモノ。

この動輪の動く時間は平日11時、15時。土曜日は11時、14時、15時。日・祝日は10時、11時、14時、15時。(東京都大田区入新井西公園のホームページを参照しています)

SLの静態保存は各所で行われています。ここ入新井西公園のC57がどのような経緯で動輪が動く状態で保存されたかまでは調べられませんでしたが、今ある、そして今後蒸気機関車が保存されるなら、動態保存とまではならなくても、こうして汽笛が吹鳴し、動輪が動くだけでもの凄く臨場感が高まります。もっともこれを行うためにどれほど大田区が整備を含めて手をかけていることかということだけは感じ取れました。

東京のお勧めスポットの一つです。

※画像は少し斜めになっていますが、11時の直前に雨が降り出し、それで濡れない場所に移動したため水平を合わせる時間が足りませんでした。m(_ _)m

2016年03月26日 20時32分

C5766の動輪が動く(2)美しい!

祝!北海道新幹線開業。

今日からJR各社がダイヤ改正。皆さんは今日一日、さぞや東奔西走されたことでしょう。私としてはじっと家で我慢の子でしたが北海道新幹線はいつ乗りに行こう?

とか全線復旧した名松線にもう一度行ってみよう!

とか思いつつ明日は福井鉄道~えちぜん鉄道の直通化&福井駅前の電停の移動とこちらも目が離せません。路面電車を愛する我が友たちは、今頃福井で宴会中でしょうか。

何れにしてもこれらを一気に目指すことは出来ないので、ぼちぼち行こうかと思っています。

ここからは昨日の続き。

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C5766は東海道線の線路の直ぐ横にいて、位置関係はこんな感じ。

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公開されている運転台は綺麗に整備されています。前方良し!

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どこからどう見ても手入れが行き届いているのが分かります。

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おっと、東海道線が走ってゆく。まるで複々線が如く。と言うと大袈裟かな。

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蒸気機関車が蒸気機関車たると私が思うのはこの角度から見た時が一番。

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でも何故かその動輪の足元にはローラーがあります。その心は…。それは何とこの動輪が動くからです。静態保存にして動輪が動く蒸気機関車。これは凄いことなのです!

2016年03月25日 20時28分

C5766の動輪が動く(1)入新井西公園。

平成28年(2016年)2月20日。

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仙台発8:16、はやぶさ6号に乗車。

2016_02_20 入新井西児童交通公園_2

このE5系に乗ったのではなく、これはお隣のホームである12番線停車中のやまびこ126号東京行き。何の話しかと言えば11・12番線は青森・盛岡方面の電車が出発するホームであって私にとっては何だか慣れない風景だということです。いつも使う東海道新幹線にこのパターンが無いからそう思うだけで、在来線とかだったらこうしたことは思わないでしょう。

何はともあれ東京駅には9:47に到着。そこから京浜東北線に乗り大森駅を目指します。

2016_02_20 入新井西児童交通公園_12

目的地は大森駅から歩いて5分ほどの入新井西公園。ここにはC5766が静態保存されており、それを見て、体感するのがこの日の最初の鉄活。

2016_02_20 入新井西児童交通公園_3

私にとって特段この66号機に思い入れがあるかワケではなく、C57は確かに好きな蒸気機関車ではありますが、だからと言って全国のC57の保存機を巡っているということもありません。

でも!私はここに以前から来たかった。

2016年03月24日 20時05分

東北新幹線とカシオペア@仙台

ホテルの部屋から新幹線と在来線が見えたので撮影。

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シャッタースピード…1/5

絞り…f5.6

での撮影。E5系は流れています。

2016_02_19 仙台地下鉄_45

こちらはシャッタースピード…1/30

絞り…f5

2016_02_19 仙台地下鉄_47

シャッタースピード…1/3

絞り…f5

2016_02_19 仙台地下鉄_48

写らないだろうなあ…と思いつつ撮影した「カシオペア」。

シャッタースピード…1/30

絞り…f4.8

2016_02_19 仙台地下鉄_52

ホームに行こうかな…とか思っていたのですが、無精をしました。

2016_02_19 仙台地下鉄_53

乗りたかったなカシオペア。10時打ちに4度チャレンジしたのに…。

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せめて思い出は留めよう。

※苗穂駅付近。2015年1月27日撮影。

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2016年03月23日 20時03分

仙台市営地下鉄(3)特上厚切り牛たん弁当。

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荒井着17:52で仙台市営地下鉄東西線を完乗。

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駅外はもうどっぷりと日が暮れていました。

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さてホテルに戻って夕食。東京まで行く時間は結果的にはあったのですが、何せ冬の北海道を旅の起点にしていたため、万が一に備えて仙台泊まりにしていました。ただ外食する余力が無かったので駅のコンコースで行われていた宮城県の物産展でまずは「金華さば寿司&炙りしめ鯖寿司」を購入。肉厚!!!

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そして特上厚切り牛たん弁当。

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加熱容器なので熱々を食しました。ただ駅弁とは言うものの列車の中で食べるには周りの注目を浴びそうなボリュームです。

さて買った時はある種勢いでこの選択をしたものの、ホテルの部屋で少し冷静になり食べきれるかと心配になりましたが、そんなことは杞憂。宮城の名物を堪能しました。

2016年03月22日 20時00分

仙台市営地下鉄(2)六丁の目。

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八木山動物公園駅。日本の地下鉄駅のデザインも最近はなかなかです。

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駅に併設の巨大駐車場。平日定期券があるのが如何にもパークアンドライドを目的の一つとした地下鉄駅ですね。

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可愛い2000系でも特に気に入ったのはドアの窓ガラスの形。あまり見かけないデザインかな?

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八木山動物公園駅と隣の青葉山駅の間には竜の口渓谷を跨ぐ橋があります。地下鉄だからまあ駅の外形がデジタルカメラの力で何とか写れば良いやとか思っていたのを反省したのが往路でこの橋を渡った時。帰路で狙いで撮ったものの撃沈。一応、薄っすら見えたこの橋の周りがこの地下鉄に登山電車感を私に与えた感じがしています。

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さて車内の次駅の案内。ハングルではよく分かりませんが、漢字になると成程。

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いやいやこれは日本語の漢字ではなく中国語。

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日本語では「六丁の目」となりました。最初にハングルから漢字になった時は違和感が無かったのですが、平仮名交じりになってビックリ。思わず路線図を見直して納得。まだまだ私は甘い。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!