2016年04月30日 20時04分

台湾鉄旅/太麻里で撮り鉄(7)太麻里駅に戻る。

ゴールデンウィーク。私には何の予定もありません。ただNPO法人名古屋レール・アーカイブスの定期展示会を7月に開催する予定なので、その準備をしています。鉄活を何もしないということではありません。2016_03_21-3 太麻里_95

話は台湾/太麻里に戻ります。撮影を終えて太麻里駅に戻る途中にあった踏切。車が通るところにあった羽目板?が気になりました。

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メーカー名と思われる「CHUNRAIL」と刻印がされていますが、探し方が悪いのか検索しても出てきません。

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太麻里駅。駅前の通りには何もありません。

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やっと太麻里駅に到着。タクシーで出掛けたので、帰る時になってやっと位置関係を把握。結構はあはあぜいぜい。ところで太麻里の駅は街から多分、歩いて10分以上の場所にあり、街の郊外にあると思ったほうが良いです。この南廻線は所謂「新線」の発想で路線が作られている感じで、線路が敷きやすく駅の敷地が確保できるところに作ったのでないでしょうか。

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太麻里の駅構内はゆったり作られています。

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フルスピードで駆け抜ける通過列車にも何だか風情を感じるのは南国のなせる業でしょうか?

とか言いつつ、終日半袖で過ごしたのはこの3月21日(月)だけ。わおっ。

明日からは寒い台湾です。

2016年04月29日 20時00分

台湾鉄旅/太麻里で撮り鉄(6)ダイヤ不明列車が通過。

釈迦頭を買った後、タクシーの運転手さんに駅まで歩いて帰れる距離の第2撮影ポイントの近くまで送ってもらいました。と、その時いきなり踏切が鳴り出しました。

6)13:48頃

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心の準備が出来ないまま、あわてて線路の見えるところまで戻り、とにかくカメラを向けて1枚だけ撮影。

高雄発9:44の下り5087レ/專車であることは間違いないと思ったものの一体どこで後続の列車を待避し、乗客はどんな旅をしてきたのでしょう?

ドキドキした後はゆったり釈迦頭タイム。しばしの休息。目の前の畑では農家の方が作業をされていました。

7)14:12頃

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太麻里を14:13頃通過するであろうと推定していた 莒光号52レ。

俯瞰ポイントからの写真に写っていた橋を横から眺めるポイントです。同じ橋でも随分印象が変わりますね。

8)14:31頃

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太麻里発14:34の上り自強号314レ。山からの俯瞰ほど霞んではいないもののそれでもくっきりしないのは仕方が無い。

9)14:36頃

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太麻里発14:35、下り自強号311レ。

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雰囲気を変えて1本で3度狙い。

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列車をどう切り取るかにもよりますが、ある程度引き寄せれば何とか列車の色が出ました。この後は、ポツポツ雫が落ち始めたことから撮影を諦め、駅に戻ることに。昼から雨の予報の中、条件的には恵まれませんでしたが、その中では上出来の太麻里。しかし再履修希望。

2016年04月28日 20時58分

台湾鉄旅/太麻里で撮り鉄(5)瑞々しい釈迦頭。

次の列車撮影まで少し時間があるので、お迎えを頼んでいたタクシーで名物「釈迦頭」(バンレイシ)を買いに街へお出かけ。

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台湾フルーツだ!

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お店では冷やした釈迦頭も用意しており、それを2個、食べやすい大きさに切り分けてもらいました。

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お土産用に箱詰めされた釈迦頭。車で観光客が買っていくのでしょうか?ガイドブックに書いてあった釈迦頭のシーズンはもう終わっていたのですが、まだまだ大丈夫のようでした。

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撮影していた場所になっていた果物。これが釈迦頭かな?と撮影しましたが、はっきり言って自信はありません。

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ブーゲンビリア咲く撮影地付近。やっぱりここは台湾だ!

2016年04月27日 17時23分

583系が名古屋を走った。

今日、名古屋の街を583系が走り抜けました。

2016_04_27 583系-1

●笹島の新社屋屋上から撮影

かつて、夜行寝台特急「金星」として名古屋~博多間を結ぶ、また昼行座席特急「つばめ」として名古屋~熊本間を結んでいた時代を知る人はもうあまりいないでしょう。

秋田を昨日の17:26に出発した団体貸切の臨時列車で、ザックリ言うと羽越線~上越線~東海道線を経由し、名古屋には11:02に到着しました。

中京テレビではこの形式の電車の映像があまりないこともあり、名古屋駅の情報カメラでも収録しました。

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●タイムコードはリアルタイムです。画像は収録した映像を再生し、それを携帯カメラで撮影したものです。

この後、名古屋を11:17に出発し、大阪には14:21の定時に到着したようです。

久しぶりに乗ってみたいと思いました。

2016年04月26日 20時42分

台湾鉄旅/太麻里で撮り鉄(4)撮影開始。

平成28年3月21日、さてこの日の撮影列車。

下行)太麻里発12:15、莒光号(きょこうごう/ジューグアンハオ)751レ(高雄発9:40)

下行)太麻里発12:40、自強号307レ

下行)太麻里発12:48、普快3671レ

上行)太麻里発13:26、莒光号704レ

下行)太麻里13:26頃通過、莒光51号/観光(高雄発11:23)

下行)太麻里13:48頃通過、5087レ/專車…多分貸切(高雄発9:44)

上行)太麻里14:13頃通過、莒光号52レ

上行)太麻里発14:34、自強号314レ

下行)太麻里発14:35、自強号311レ

の計9本

上り下りの区別ですが、高雄から台東・花蓮方面行きが下り(画面で右から左に向かう列車)です。太麻里を停車する列車はその時間、停車しない列車は通過推定時間です。

1)12:16頃

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太麻里駅からタクシーで10分弱の場所。まずは太麻里発12:15、下り莒光号(きょこうごう/ジューグアンハオ)751レからスタート。我々の期待はブルースカイ&ブルーシー、太陽の光を浴びて輝く南国の列車達でしたが、この日の天気予報からすればこの時点で雨が降らなかっただけで良しかな。

※「莒光号」は日本で言う急行列車です。

2)12:43頃

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太麻里発12:40、下り自強号307レ。

※「自強号」は日本で言う特急列車です。「莒光号」と「自強号」の違いは列車の設備と速さにあるようですが、停車駅数では「自強号」より停車駅の少ない「莒光号」もあったりします。それにしても列車が景色に溶け込んでしまい、判然としないのが残念だし悔しい。

3)12:50頃

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台湾最後の旧型客車の定期列車である太麻里発12:48、下り普快3671レ。この日の本命です。

※「普快」は日本で言う普通列車です。

この後、撮影地で昼食。高雄駅のパン屋さんで買ったパン。太麻里駅の近くにはお店が無いとの情報があったので事前に用意していました。

4)13:22頃

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太麻里発13:26の上り莒光号704レ。目の前を13:22頃の通過。

5)13:27頃

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太麻里を13:26頃通過予定の下り観光号/莒光号51レ。高雄発11:23で出ていた列車ですが、莒光号51レのダイヤで運転されていました。高雄の出発時刻から予想はしていたのですが読みはピタリと当たりました。

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萌えキャララッピングの客車は観光列車だからでしょうか?(トリミングしています)

それにしても高雄9:44発の台東行き『専車(Special)』はどこに消えてしまったのでしょうか?

2016年04月25日 20時39分

台湾鉄旅/太麻里で撮り鉄(3)太麻里到着。

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列車の旅は楽しい!

険しい台湾の山越えのため、列車は徐々に高度を稼ぎ、こんな大俯瞰の景色を楽しめる場所も走ります。進行方向右側乗車をお勧めしますが、それを中国語で駅員さんに説明する能力が私にはなく、実は私の席は山側。たまたま空いた海側の席でこの写真を撮影しました。

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台湾の東海岸は急峻な山がそのまま海に迫っており、駅の中には少しの平野部のトンネルとトンネルの間に作られていることもあります。

大武駅もそうした駅の一つで、ここで高雄方面に向かう自強号と交換。

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太麻里に到着。車椅子が用意されていました。台湾の鉄道駅は、大きな駅なら赤ちゃん連れの乗客のための授乳室があったりで、多様な乗客をストレスなく利用してもらえる対策が進みつつあります。

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今乗ってきた列車を見送り。定番写真。

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さあ撮影に行こう。

駅前にいたタクシーを捕まえ撮影地に向かいます。日本からの撮り鉄さんが結構いるようでほんの片言ながら日本語OK。目的地を地図で示し料金交渉(地方のタクシーにはメーターは無いようです)。

また撮影後の迎えも頼み、結局なんだかんだで11時半過ぎから午後2時過ぎまで貸切でした。たまたまタクシーを捕まえられましたが、きっと運が良かったと思っています。

2016年04月24日 20時35分

台湾鉄旅/太麻里で撮り鉄(2)臨時列車。

高雄発9:35の台東行き自強号371レに乗車。

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改札口にあるどこでも見かける列車の出発時刻の電光掲示板。その上から3番目(⇒のところ)に9:44発の台東行き『専車(Special)』の文字を発見。「えっ?今日は臨時列車があるんだ。」と一本得した気分。

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跨線橋を歩いていたら、3番ホームの電光掲示板に「花蓮行き観光号(Tour Trains)」の文字。「ふむふむ11:23発の臨時列車もあるのか。」と今日は2本も臨時列車がプラスで撮影できると小躍り。まあこの後、意外な展開が待ち受けていたのですがそれはまあ後日のお楽しみ。

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ということで私達が乗車する自強号が到着。気動車特急で、日本風に言えば(私的には)キハ82系に近い存在。余談ですがこの車両DR3100型のデザインはシンプルですが結構好きです。小田急の9000形にも似た感じ。

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先頭車の運転室の直ぐ後ろに給水機(飲料水)があります。

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勿論紙コップも用意されていて、0系新幹線が懐かしくなります。なおこの紙コップを旅の記念に持ち帰る人もいます。(私です。但しかつて1回1個だけです)

高雄~太麻里

最後にこの日の乗車券。

太麻里に11:36に到着し、戻りは大麻里発17:23発の自強号374レに乗車。…の、予定だったのですが変更。太麻里から途中の枋寮まで先行する旧型客車の普通列車に乗車することにし、枋寮から自強号に乗り継ぎました。ただ台湾鉄道の列車に「乗車券」「特急券」の概念は無く、自強号の乗車券は自強号でのみしか使えないため、普通列車の乗車券を別途購入しました。ただ最終的に自強号374レに乗る予定だったので、その乗車券は区間変更等もせずにそのままキープしました。

優等列車である自強号の乗車券があるのだから、乗せてくれれば良いのにとは思うもののそこはそれ、乗車する鉄道のルールに従うまでです。

もう一点。台湾の新幹線には自由席がありますが、在来線の日本で言う特急・急行にあたる列車は全車指定席で、満席の場合は「無座」つまり立席承知乗車券が発行されます。

※なお「無座」が発行されない列車もあります。

※台湾の特急・急行列車の乗客は結構多く、短い区間の利用者もあるので、私の場合、乗車券は列車が決まり次第即購入するようにしています。

(ついでのお断り)

台湾の鉄道の列車番号は、例えば高雄から太麻里への自強号のように「371次」というように「次」を使います。ただ私のブログでは「次」を「レ」と置き換えて書きます。本来はあまり良くない置き換えだとは思うのですが、列車の旅の雰囲気を醸し出すべく「列車」はやはり「レ」だろうと、この表現で統一することにしました。

でも気持ちは分かってもらえますよね。きっと。

2016年04月23日 19時37分

台湾鉄旅/太麻里で撮り鉄(1)高雄駅。

高雄駅2000

平成12年(2000年)5月の高雄駅。

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こちらは平成28年の高雄駅。

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旧高雄駅は「新」高雄駅の直ぐそばに移築・保存されています。JRの奈良駅と似た感じ。

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現・高雄駅の中。

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1階が切符売り場で2階に改札があり、その階段のところにはかつて台湾を走った蒸気機関車の写真が展示されています。

じっくり見るには人通りも多く今一つの場所ですが、高雄に来たならご覧になることをお勧めします。

さて3月21日(月)は高雄から台湾鉄道に乗り、南廻りで「太麻里」に向かいます。この駅、日本語読みでは「たまり」でしょうか?ただ英語表記では「Taimali」とあったので、私はそのまま「たいまーりー」と呼んでいます。

そこで今年初の本格的な「撮り鉄」に挑戦です。

2016年04月22日 22時36分

鉄道誌を大人買い。

鉄道誌

今月は鉄道誌を大人買い。京都鉄道博物館の特集が気になるところですし、他にも各誌それぞれに読みたい記事がいろいろありました。

まず開館間近の京都鉄道博物館の紹介ですが、昨年9月のサハリン鉄旅の発起人である白川淳さんや同じく昨年1月のトワイライトエクスプレス、10月の明知鉄道きのこ列車を誘ってくれた伊原薫さんが中心になってまとめられた記事があり、この週末に熟読して実際に行く時の予習をしようと思っています。

一方DJには愛知こどもの国の蒸気機関車の記事。

2016_02_27 愛知こどもの国_10

DSC01330

本物の蒸気機関車が運行されているにも関わらず遊園地の施設とあってか今一つ認知されていないこの鉄道。私としては多くの方にもっと目を向けてほしいと思っています。実は一昨年からここのスタッフと何かイベントは出来ないかと模索しており、この写真はその時に撮影したものです。

もう一点。この鉄道ファン6月号からジェイ・ウォーリー ・ヒギンズ氏が撮影された昭和30年代~40年代のカラー写真による連載が始まりました。ヒギンズ氏は今から10年ほど前にJTBパブリッシングから写真集を出版されていますが、昨年、氏が撮影された全ての写真の所蔵、著作権の管理を私が会員となっているNPO法人名古屋レール・アーカイブスで行うことになり、今回の連載は会でデジタルデータ化した写真の初の本格活用となりました。年配の方には懐かしく若い方には鉄道史の一端を見てもらえればと思っています。

●19580920 本町 563

ところでヒギンズ氏は全国の鉄道を回っておられ、名古屋では昭和33年にこの瀬戸電の写真を撮っています。来週の27日(水)~29日(金)の3日間、吹上ホールで行われる中京テレビ主催の「グッドライフフェスタ」の会場では懐かしい名古屋の鉄道写真の展示を行いますがその中にこの写真も展示します。天然色の写真を是非ご覧ください。

2016年04月21日 20時46分

台湾鉄旅/高雄MRT萌えキャラ駅(2)記念写真。

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こんな感じで等身大(?)のパネルがズラリ。

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お気に入りのキャラとこんな記念写真も撮れます。

四十にして惑い、五十にして天命を知らず、六十にして萌える。(笑)

因みに私の30代の知人も全く同じポーズで写真を撮ったそうです。だけではなく、まあ皆やっているようで、やっぱり定番の1枚。それにしても朝の8時半に暇人候(ひまじんそうろう)。

2016_03_21-2 高雄MRT萌えキャラ駅_10

ふとコンコースの壁面を見ればどうやら公募作品らしき展示もあり、「萌えキャラ駅」として有名になっているだけのことはあります。

2016_03_21-2 高雄MRT萌えキャラ駅_14

先ほどの等身大パネルは表と裏(どちらが表で裏かは???ですが)とデザイン(キャラ)が変わっています。

ところでこんな写真をアラカン世代の2人が何枚も撮影して歩いているのですが、誰も私たちを振り向かないのを見ると若い人専用ということではなく、広い世代に親しまれているとことなのでしょうか。

2016_03_21-2 高雄MRT萌えキャラ駅_21

最後に鹽埕埔駅のホーム。普通の駅です。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!