2016年05月08日 14時48分
西暦2000年5月22日。この日、私は南廻線を普通列車で旅していました。その時は高雄から13:16発の復興号175レ(日本で言うと準急列車、客車列車)に乗って枋寮着14:53。そこから15:33発の普通列車に乗り継ぎ東海岸の台東(当時の台東新駅着17:32)に向かっています。
出発地は普快の起点である枋寮駅。
乗車したのはDR2700型。この車両は台北と高雄を結ぶ台湾のメインルートである縦貫線が非電化だった時代に「光華号」という名称の最高速列車として運用され、正に「華」として君臨していました。縦貫線電化後は普通列車として、2000年当時は枋寮と台東を結ぶ南廻線の普快の運用にも入っていました。
この列車の行き先は「台東新」駅。その駅は台東の郊外にあった南廻線と台東線との接続駅で、枝線となっていた「台東新」~「台東」駅間の廃止後、「台東」に改名されました。因みにですが「台東新」駅を発着し、「台東」駅に入らない列車には「台東」駅との間に無料の接続バスが運行されていました。それは事前に知っていた訳ではなく、「台東新」駅に着いて知りました。
さて光華号の写真はかつて鉄道雑誌や書籍でも紹介されており、車内の真ん中にあるこのデザインも含め、海外の鉄道車両の中では特に私に強い印象を残しており、また憧れの車両の一つでした。
2000年に撮影した太平洋。このシリーズの(3)でUPした場所と同じような気がする…。