2016年05月21日 20時11分

阿里山森林鉄道(13)西暦2000年のシェイ。

FH03001055

2000年5月22日の沼平駅。

FH03001059

どこで撮影したのか覚えてはいないものの、どこかにあった静態保存のシェイ式蒸気機関車と客車。

FH03001060

撮影したのは2枚だけで、どんな時でもちゃんと記録はしておくべきという自戒の念をこめてこの写真を公表します。なおこのシェイが今回動いた車ではありません。また動くように復活もされていません。

2016年05月20日 20時01分

阿里山森林鉄道(12)桜とシェイ③保線車両。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_175

22日の下見。もう一箇所桜と絡められる場所はあったのですが、ここは踏切。絵的には今一つかなと思いつつ念のために試し撮り。本当は横位置での撮影も可能なのですが、何と殆ど見かけないマイクロバスがここで停車。止むを得ず急遽縦位置で撮影。リスキーなのでここでの本番撮影は諦め。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_169

とその時踏切の警報が鳴り始め、保線車両が通過。これも桜と阿里山森林鉄道の貴重なショット。車両がぶれているのはスピードが速いのではなく、明るさが足りないことによる低速シャッター(1/30)のためです。

22日はこの後、神木線の撮影もしているのですがまた後日。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_210

夕食は寒かったので「鍋」。これも2人連れのなせる業。同行者に感謝。

阿里山乗車券

今回の阿里山地区での撮影で使った乗車券。観光鉄道らしいデザインで好感が持てます。鉄で無い方にも、アルバムに綴じ込む良い記念になるでしょう。

2016年05月19日 20時54分

阿里山森林鉄道(11)桜とシェイ②ヘッドライト。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_158

3月22日の下見時に撮影した第2ポイント。桜はまずまず咲いており、10:30から3往復6本あるシェイの撮影は、場所を移動しながら3~4箇所でという段取りを考えました。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_165

22日の試し撮り。山を下る列車はヘッドライトが点いていることもあり、翌日のメインはここで下山列車を撮影に決定。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_166

また少々苦しいものの近づいて来た列車をある程度狙えるのも確認。
2016_03_23-2 シェイ式蒸気機関車_71

23日(水)の本番はこんなアングルにしてみました。などと書いていますが、これは苦しい言い訳。

実は1枚目の写真の桜咲く斜面は午前7時過ぎの段階で人垣と三脚の林(正に林立)が出来ており、立錐の余地なし。昨日UPした場所も同様で、この日はご来光列車に乗って戻ってから朝食を摂り、少し早めの8時には2つのポイントの内どちらかに向かおうと思っていたものの断念。ゆったり朝食~阿里山発9:30の列車で沼平に向かうという何とも想定外の一日で、昨日も今日の写真も台湾の撮り鉄さんの人垣の中からカメラを差し出して「何とか撮ることが出来た」状態でした。

もっともそのおかげで撮影できたものもあり、それはまた後日。

2016年05月18日 20時39分

阿里山森林鉄道(10)桜とシェイ①シェイが走る!

まずは3月22日(火)の下見時の写真から。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_157

列車の先頭から眺めていると桜が咲き、列車と絡められるのはザックリ2箇所。ここがその一つ目。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_174

沼平から歩いてこの地を目指し、まずは予行演習。

どう切り取るかは撮影者次第ですが、この日、私はこんな感じで撮影してみました。ところが…。

2016_03_23-2 シェイ式蒸気機関車_62

翌23日(水)。

10:30に阿里山を出て沼平に向けて上っていく列車。その列車/シェイ31号機は私のいた場所近くで猛烈に煙を吐いており、まるでドレインを切ったようで当たり一体が白一色。正に煙に撒かれ(けむにまかれ)一瞬私の視界が無くなりました。かろうじて少し先に行ったところでその姿を確認することができましたが、既に私は冷静さを失っていました。

2016_03_23-2 シェイ式蒸気機関車_63

沼平を11:00に出て下山する列車。こちらはまあかろうじて撮影できました。が、実は昨日の下見時とは違う場所での撮影。この日、私は台湾の撮り鉄事情を甘く考えていました。詳しくはまた明日。

2016年05月17日 20時34分

阿里山森林鉄道(9)撮り鉄の下見。

阿里山国家森林遊楽区の代表的な楽しみ方のルートを紹介。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_205

阿里山森林鉄道の「阿里山駅」を起点に鉄道の沼平線「沼平駅」を目指します。そして神木線の「神木駅」を目指して歩き、そこから列車で「阿里山駅」に戻ります。私達はこの日、このルートで動いています。

勿論列車のルートにも遊歩道はありますので歩くことも可能ですが、阿里山⇔沼平はともかく、神木⇒沼平、神木⇒阿里山のルートは、急な遊歩道を延々と登り続けることになり、相当にハードです。

さて私達が3月22日に阿里山に来た理由。それは3月23日(水)に桜咲く沼平線をかつて阿里山森林鉄道で大活躍をしていたシェイ式蒸気機関車が走るという情報があったから。

ネットで正式にその情報が出たのは確か3月に入ってからでしたが、昨年の実績なども含めて間違いなく走るという確信がありました。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_145

ということでまずは下見を兼ねて阿里山を15:00発の沼平線沼平行きに乗車。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_152

山の中を快調に駆け上がって生きます。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_160

沼平駅に入線。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_163

駅前には「森林鉄道」らしい古木のオブジェとも言える駅名標。木を伐採して運び出す手段として作られた森林鉄道ですが、今はその豊かな自然は保護の対象であり、こうした駅名標は自然景観を楽しむ観光地らしい佇まいです。

2016年05月16日 20時32分

阿里山森林鉄道(8)桜咲く阿里山。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_137

恐ろしく深い霧の中を突き進むワゴン。美味しいお茶は寒暖差と霧が作る。とか以前取材先で聞いたことがあるような…。それにしてもこの写真はまだましな方。

ところで対向車線はひっきりなしに大型の観光バスが走っており、流石オンシーズンの阿里山。大陸からの観光客が多いそうです。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_139

ここが阿里山国家森林遊楽区の入り口。ここで入山料を払います。日本ではあまり聞かないシステムですが、富士山や上高地とか阿里山の雰囲気からすると世界遺産白神山地がイメージに近いものを感じますが、そうした自然保護地区に入るのに「入場料」(入山料)がいると考えると分かり易いかも知れません。日本ではそんな入場料を取ろうものなら議論が巻き起こりそうですが、海外では例えばアンコールワットなどままあります。

※阿里山国家森林遊楽区についてはネットで検索し、ご確認下さい。説明すると長くなるのでご容赦を。M(_ _)m

何れにしてもここを通過しないと阿里山を楽しむことは出来ません。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_143

少し歩くとそこが阿里山の中心、阿里山駅。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_144

桜の出迎え。これがこの季節、多くの人がここを訪れる理由です。

が、とにかく10度を下回る気温とこの天候で気分は滅入るばかり。

2016年05月15日 15時22分

阿里山森林鉄道(7)いざ阿里山に向けて出発!

奮起湖は私達にとっては阿里山までの通過点でしかありません。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_129

車庫(博物館)の横から、今は列車が走ることの出来ない線路がまだまだ続きます。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_128

振り返れば山に吸い込まれるように続く線路。去年、再開すると言われていたのが、またもや土砂災害が出て復旧の目処が立たない現状。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_131 □括弧

奮起湖から阿里山界隈の地図。奮起湖と阿里山を赤色の四角で囲ってみましたがこれが大体の位置関係。線路と道路は平行しておらず、一箇所だけ近づくところがあるようです。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_130

さて奮起湖から阿里山に向かう直通バスは13:00発。列車から降りて阿里山に向かうお客さんは一杯いるのに何故かバス停にいるのはマイクロバス。

「立って行くのか?」とか構えていたらよもやの定員着席乗車。(山道を行くので安全の確保のため?)

案の定、満席でバス停にいた半分以上の人が乗れない!

2016_03_22 阿里山森林鉄道_132

どうなる俺達!と思ったら近くに止まっていたワゴンの運転手が溢れた人たちに声を掛け始めそれに乗ることに。

地元の旅行社のマークが車体に書いてあり、その会社が私達のような人を拾って商売にしているようで、かつ協定料金があってそれでの運用のようで思ったほど高くもなく、所謂白タクではなさそうでした。まあ何はともあれ阿里山に無事に着けることだけは分かりました。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_135

お茶の産地として知られる阿里山の風景を楽しみながらワゴンは快適に飛ばします。値段は高いがマイクロバスよりは快適だったかも。結果オーライ。

2016年05月14日 15時20分

阿里山森林鉄道(6)鉄道博物館。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_123

奮起湖駅を望む。

この場所の左側には車庫を利用した鉄道博物館があります。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_113

そこにはかつてこの線を駆けた車両たちが展示され、多くの観光客で賑わっていました。この写真では人が写っていませんが、待ちに待った一瞬で撮影したものです。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_119

恐らく線路の点検等で使われていたと思われる小さな車。これに乗って阿里山を目指したい!と思うのはきっと私だけではないはず。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_126

昨日UPしたスパイラル線のジオラマ。トンネルと線路が重なりあい凄いことになっていますが、どこかに撮影ポイントはあるのでしょうか?多分、ドローンでも使わないと実感するのは難しそうです。

2016年05月13日 20時15分

阿里山森林鉄道(5)独立山スパイラルループ。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_50

車庫のある北門駅。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_62

平野部を暫く走った後、一気に山に向けて駆け上がっていきます。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_67

幾重にも折り重なるようにして高度を稼いでいく独立山のスパイラルループ。その辺りの風景はもっと楽しめると思っていたら意に反し、木が茂っていて目ではかろうじて追えるものの写真では無理。

※スパイラルループとは=一言で言えば螺旋階段を上っていくような感じに線路が敷かれていること。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_68

何とかこの写真で線路が写りました。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_83

急カーブの連続。阿里山の醍醐味。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_100

現在の終点奮起湖に11:20到着。全線が開通すれば更に1時間10分ほどの旅が楽しめるのですが、これは今後の復旧に期待するしかありません。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_122

奮起湖の駅で買った駅弁。「中興号」というかつてのこの鉄道の看板列車の掛け紙です。それにしても台湾の弁当は本当に美味しいです。なお駅の中の休憩所?みたいなところで食べればスープとお茶がついてきます。

2016年05月12日 20時13分

阿里山森林鉄道(4)姉妹鉄道。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_48

機関車は嘉義駅側に付き、列車を押し上げてゆくプッシュプル方式。ということで山側の客車に運転台(?)があります。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_44

左の窓にカメラが取り付けられていますが何のため?ドライブレコーダーとは違うようで、嘉義駅で取り付けていたように見えました。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_45

阿里山森林鉄道では日本の2つの鉄道事業者と姉妹鉄道となっています。

1つは黒部峡谷鉄道。2013年に締結されました。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_46

もう一つが大井川鐵道です。こちらは1986年の締結ですから既に30年の歴史があります。

この2つのマークを日本人ではない人たちも撮っており、それはちょっと嬉しい気持ち。



ADVERTISEMENT

電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

カレンダー

2016年5月
« 4月   6月 »
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!