2016年10月18日 20時56分
本社移転もあって、以前使っていたフィルムカメラもお出ましです。
主にニュースの取材用に使っていたもので、これらのカメラでは16ミリのフィルムで100フィート(約30メートル)の長さのポジフィルムを使っており、ASA100のものが主で、時々比較的暗い現場に出る時はASA400のフィルムを使っていました。
1秒24コマで撮影できる時間は3分弱。この2つの機種では音が入らず、隔世の感ありですね。
キャノンスクーピック。扱いやすいカメラで事件・事故の現場等で、機動性を重視して三脚を使わない時はほぼこのカメラを持ち出しました。私が左目を開けているのは、現場で周りの様子を見るために、時々は左目を開けて確認していたことを再現しているものです。
こちらはベルハウエルDR。ズームレンズではなく3本のレンズをくるくる廻して使うタイプ。しかもぜんまい駆動でバッテリー不要です。
また1眼レフではないため、レンズに書いてある1mとかそういう距離を感覚的に合わせて撮影しており、使い始めた頃は何度か「ピンボケ」で使い物にならない映像を撮影していました。(恥)
※正確に言うと、レンズを通してピントを合わせる機能は付いているのですが、それを使うには結構な時間がかかり、現場ではそれをしている余裕もなく、使い方は知っているが殆ど使うことに無い機能で、三脚を使いきっちりした絵を撮る時限定でした。
さて左目でファインダーを覗いていますが、これがDRの流儀。おでこにカメラ本体をつけ、安定させて手ブレを防ぐための手段です。
この2種類のカメラは確か昭和50年代まででその役目を終えており、今回は久しぶりにその感覚を味わいました。