2016年10月19日 20時31分
中京テレビの移転先である旧笹島駅。
貨物駅の跡地利用ということで、名古屋駅の貨物駅から独立して正式に「笹島駅」として開業した頃の図面。
東海道本線と関西本線に挟まれた場所にその威容を誇りました。(図面所蔵:高橋敬子氏)
その名残りとも言える線路が今も愛知大学と新幹線の高架との間にひりと残っています。
この線路は上の図面には記載が無く、一方、Google マップの航空写真ではこの先に転車台らしきものの跡があるのが確認できます。恐らくは貨車をホームからホームに転線させるために使っていたと思われますが、これも廃線跡巡りの妙味と言えそうです。
こちらは東海道本線・中央本線の高架下にある通路。笹島駅の開業当時、自動車ではなくまだまだ荷馬車が主役だった時代の名残りとのこと。
この美しいうろこ状の遺構の存在を知る人は少ないものの、これを見た人は一様に驚きを隠しませんでした。勿論私もその1人です。
1986年(昭和61年)に廃止された笹島駅。11月中旬からこの地に毎日通うようになるので、何かまた発見できたらこのブログで報告したいと思っています。