2016年11月06日 20時11分

旧北陸本線廃線跡を歩く(3)名物今庄茶飯の特製弁当。

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第一観音寺隧道を出たところ。左側の側壁を見る限りひょっとして「崩れたので補修した?」という気がしました。本当のところはどうでしょうか。

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第一観音寺隧道と第二観音寺隧道の間に少しスペースがあり、歩き始めてまだ30分ほどだったのですが。そこで昼食。ツアーの特製弁当で、地元今庄の名物である「茶飯」が主役。その他にも地元の名物があったのですが忘れてしまった。解説できないのが残念。時刻は11:59。

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お腹が膨れ再び歩く。

第二観音寺隧道は全長310メートル。竣工は1895年(明治28年)頃とされています。

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トンネルの入り口に立つ。だから何なのだ。ですね。2つ目にして少々長い距離となることもあり、ワクワク感があります。

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緩いカーブ。

トンネルは直線の方が作りやすいは思うもののそれを許さない地形ということでしょうが、それにしても日本の大動脈はこうして作られていったのだと改めて実感。先達の努力の賜物ですね。

1896年(明治29年)7月15日の敦賀~福井間の開業後、今の北陸トンネル(敦賀~南今庄間の13870メートル)が1962年(昭和37年)6月10日に開通するまでの66年の永きに渡り、この線形で『本線』だったとは本当に驚きです。これは廃線跡巡りの醍醐味の一つを私は思っています。

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トンネルの中の待避所。こうしてじっくり見ることはなかなかありませんね。こうした遺構にも時代の重みを感じます。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!