2016年12月15日 20時27分

簡易軌道バス見学会(1)《浜中編》茶内駅。

11月6日(日)釧路市博物館創立80周年企画展「釧路・根室の簡易軌道」展の行事『簡易軌道バス見学会《浜中・別海編》に参加。

《浜中・別海編》とあるように既に10月16日にも《鶴居・標茶編》が行われており、これが2回目の開催。いずれも大人気で地元の方だけではなく、私のように遠路に躊躇することなく参加した人も数名はいたようです。もっとも先着順ではなく抽選のため参加できた私はラッキー!

  • 浜中⇒浜中町営軌道(北海道厚岸郡浜中町)
  • 別海⇒別海村営軌道(現在は北海道野付郡別海町)

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集合は釧路市博物館に午前9時。

2016_11_06 簡易軌道バス見学会_6

このバスで午後6時まで道東を巡りました。

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まずは1時間半ほど走り浜中町営軌道の出発点、JR「茶内駅」に到着。

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ルパン3世のお出迎えです。

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駅の構内に入ってみる。列車の来る時間ではなかったので2013年5月11日に撮影した写真を貼ってみました。

2013_05_11東根室_69

左上に見えるのは「タカナシ乳業北海道工場」。かつては別の企業が運営しており、浜中町内で酪農家により生産された牛乳は浜中町営軌道を使ってその工場に集められていました。

昭和47年(1972年)に簡易軌道がなくなってからは車が集荷手段となりましたが、タカナシ乳業の工場の前に立てば軌道が敷かれていた時代に思いを馳せることが出来ます。

ところで廃線跡巡りは鉄道趣味界ではかなりマイナーな範疇ですが、それでも昨今は知られた存在になってきたいような気がしています。一方で私のような鉄道の趣味を持つものではなく、地域の歴史等に関心を持つ方が廃線跡巡りをされることもあるようです。

何故そんなことが言えるかと言えば正に今回のバス見学会の参加者の多くは地元在住の『地域の歴史遺産』を楽しんでいる方で、恐らく全30名の内、2/3はそうだったと推察しています。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!