2016年12月23日 15時29分
最後の見学地、国鉄標津線奥行臼駅。標津線は平成元年(1989年)の廃止ですが、それにしてもそこまでよく生き延びていたという感想を私は持っています。
駅舎は今も残されていて外から中を眺めれば往時を偲ぶことが出来ます。懐かしい板張りの腰掛は昭和の時代は寝床代わり。そうっ、駅ネとかステーションホテルとかいう言葉が現実だった時代はすでに遠い昔です。
もっとも私は奥行臼の様な中間駅で寝たことはありません。
行き交う列車はなくともこの駅は今もそのまま。
恐らくキハ22形が通った道。DMH17のエンジン音、そして蒸気機関車の汽笛が今にも聞こえてきそうな錯覚を覚えました。
それにしてもこれほどまでにそのままこの駅が残されているとは知りませんでした。
よくぞ残してくれているというのが実感。