2017年01月28日 14時55分

ヤンゴン環状線の旅(2)旅の始まり。

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11月26日に乗れなかった環状線列車。10:45発があるはずなのでそれに乗るのを狙っていました。と言いつつやはり出発番線は不確かで、周りにいた外国人の観光客が一斉に動いたのでそれについて行っただけで、機関士さんに「サークルライン?」と問いかけたら首を縦に振ったのでそのまま乗車。

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列車が10:50を少し過ぎたところで動き出し、やっとホッとする。

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11:02に何か怪しいナローらしき蒸気機関車(?)を発見。何だろうと思っても正体は不明。

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ヤンゴン中央駅出発時が一番混んでいると思いきやそんなことはなく、徐々にお客さんが増えていく。

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それにしても車内で一眼レフをかざして『愛嬌』を振りまく日本人に、気づきながらも誰も反応してくれない。もっとも暗黙の了解ということで私は撮影しているわけですが…。

とはいうものの「ダメ」という素振りの方は今回の旅でも何人か出会っているのでそこはそれ、撮影を遠慮しています。やはり列車内に乗り合わせた人や街で出会った人といったような『人物』を撮影させていただく最低限のマナーは守っているつもりです。その土地に生きる人は観光客の見世物ではありません。

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ローカル線の駅。という風情。ノンビリ、ゆったり。乗って良かった。

ところで「乗り鉄はいつも一人ですか?」と聞かれたことがあります。風景も含め“乗る”ことにどっぷり浸かるならやはり一人が良いとは思うものの、複数でも別に構いません。でも会話がある分、集中力が別の方向に向いて車内・風景で何か楽しいことを見落とすことがあるかもしれません。逆にもう一つの目があることで新しい発見があるかもだったりします。

ただ単独・複数のどちらかを選べ!と言われたら、今回に限れば一人で良かったと思っています。何をするわけでもなく、ただミャンマーの風に吹かれている幸せは何事にも代えられません。齢(よわい)を重ね、今は「OOしなきゃ」という呪縛から解き放されているからでしょう。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!