2017年03月24日 20時09分
台湾最後の現役製糖鉄道、虎尾糖廠。毎年のように「今年が最後かも」とか言われ、それでも今年は動きました。高雄2日目の2月9日はその虎尾が目的地。
高雄/佐営6:45発の新幹線に乗り「高鐵雲林」7:30下車。高鐵雲林駅開業以前は台湾鉄道の斗南駅からバスが一般的だったはずですが、今は高鐵の駅からタクシーで向かうのが便利。
虎尾の街に入り、製糖鉄道の踏切番の方に恐る恐る声をかけ、列車の通過時刻を教えてもらいました。この日は午前8時台に2本、10時台に2本が製糖工場からサトウキビの集積所(積込所)に向かい、9時台に1本、10時台に1本、12時台に2本が戻ってくるで“あろう”ということ。時間はあくまでも目安のようですが…。まあ運転されることが分かっただけでも収穫。
因みに運転時刻(運転本数)は毎日変わるとのことで、その日の作業に応じて日々決めているようでした。
※8:08~撮影。
台湾には観光のために残されている製糖鉄道が各所にありますが、やはり今も現役ということで日本から多くの鉄道ファンが訪れていますし、今回で言えば地元台湾の鉄道ファンも見かけました。まあ私もその一人で、へろへろ線路のナロー好きにとってここは正に聖地。以前からこの地に立ちたいと思っており、やっと念願が叶いました。
土埃をあげて走るさまはただそれだけで絵になります。
※8:20~撮影。
通過時間が近づけば踏切番の方が出てきますので、それでこちらもスタンバイ。
踏切を悠然と通り過ぎる貨車は想像以上に魅力的。
よれよれの併用軌道はただそれが現役というだけでうっとり。