2017年06月05日 20時15分

1939年(昭和14年)8月発行 名古屋市電路線図/名古屋市電気局

※名古屋の全域の地図はあくまでも全体の雰囲気ということでご覧ください。

昭和14年の名古屋市電路線図。まだまだ全盛期とまではなりませんが、その路線網の充実ぶりには目を見張ります。

名古屋駅前に市電の系統が集結しており、さすが名古屋の玄関口だけあります。

もう一点。黒色細実線のバス路線の停留所に青色文字で「平池」を発見!

話は変わって「千種駅」。当時、千種駅は広小路通りの南側にあり、その駅前(千種駅前)に市電が乗り入れていました。きっと知らない人が多い。

また千種駅の南側に『千早町』の電停がありますが、これだと直通しているように見えますが、実際には中央本線を間に挟んで、徒歩連絡となっていました。

理由は、鉄道省の旅客列車が走る路線と市電との平面交差が認められていなかったことによります。

※当時、中央本線は高架化されておらず地平を走っていた。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!