2017年06月15日 20時19分

四国まんなか千年ものがたり(7)1号車「春萌(はるあかり)の章」。

列車の乗り、いきなりこの列車が特別な存在であることを知らされます。

特急グリーン車とは言えこのゆとり。各座席(というよりはソファーですね)の反対側に座席が無いのは、列車の両側に広がる車窓から見る景色を、通路をおいた反対側の乗客に気兼ねすることなく、思う存分楽しんでほしいからとのこと。これは口で言うのは簡単ですが、採算を考えればとことん大胆な発想です。

室内の灯り。

机の真ん中にある灯りは“囲炉裏”をイメージしているそうです。

なおここまでに書いたことはJR四国のホームページにも詳しく書いてありますが、今回はそれではなく、乗車時に乗務員さんから聞いたことをもとに書いています。

ソファーの下には手荷物置き。この列車には網棚が無いのですが、小さな荷物はここに置けるようになっています。お洒落なカフェでは見かけますが、それをまさか列車の中で使うことになるとは思ってもみませんでした。

今回の食事予約券。実はこの「四国まんなか千年ものがたり そらの郷紀行」の特急券、グリーン券、この食事予約券は自力で取ったものではなく、旅行社にお願いしていました。私にしては珍しいパターンですが、翌日「駅レンタカー(レール&レンタカーきっぷ)」を予約していることもあって、一括でお願いしました。ケースバイケースですが、都度合理的に判断というほど大袈裟なことではないものの柔軟に考えて旅に出るのが私流。なおこのシリーズの(2)の特急券を見て頂ければ分かりますが、1号車の3番は二人席で1人での予約では発券されません。実は今回は会社の同僚(非鉄)との2人旅で、ただ全日程同道ではなく、彼の仕事の都合で高知まで一緒でした。

※名古屋~後免間の乗車券に「企画乗車券」と印字されているのは「レール&レンタカーきっぷ」によるものです。

出発前の儀式。アテンダントさんとの記念写真。ちゃんとブログにUPすることは了解いただいています。でも普段はこうした写真は撮っていません。この列車が走り始めたばかりだからこそです。

ところでこうした「記念」写真をブログにUPできるかどうかの基準ですが、私の経験では鉄道事業者によって対応が異なるもののおおむねアテンダントさんの写真はOKとなることが多いです。そうした場合、アテンダントさんに確認するとOKかNGかを教えてくれますし、ご本人さんの了解を得て撮影はしたもののその場でブログ掲載の了解を取っていない時は、後日鉄道事業者の広報担当者に確認したりもしています。いずれにしろ無許諾でUPすることはしていません。

一方で、撮影OK、SNSはOK、ブログNGとか結構パターンがあります。ご注意を。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!