2017年06月24日 13時38分

四国まんなか千年ものがたり(16)たんたんたぬき。

阿波池田駅でも見送りあり。この辺りまで来ると乗客も慣れてきて気軽に手を振り返している。

荷物置きのところにコンセントがあると聞き、一応チェック。装飾の手を抜いていない。

小粋なテーブルクロス。乗務員さんの話ではこれが器(うつわ)の滑り止めとのこと。カーブが多く、カントもきつい土讃本線なので、テーブルの上に直にコップや器を置くと滑りおちる可能性があるそうです。なるほどと思いつつ、この仕上がりなので「実用性だけを追求した」と感じさせないのが良い。

三縄駅で「南風12号」と交換し、第1吉野川橋梁を渡り、いよいよ渓谷美を楽しむ区間に突入。

徳島県最西端の駅「阿波川口」。2017年3月31日付けの徳島新聞ネット版によれば『妖怪タヌキ伝説にちなんだまちおこしに取り組む三好市山城町の住民が、JR土讃線で4月から運行する観光列車「四国まんなか千年ものがたり」の乗客を、地元の阿波川口駅でもてなす準備を進めている。』とあり、まさかの「タヌキ」のお出迎え。私たちが乗っている下り列車は徐行運転なのですが、上り「多度津」行きは15分停車で、地元の方との交流タイムあり。

手作り感満載の横断幕。こういうの好きだなあ。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!