2017年07月29日 20時54分

笹島駅(3)名古屋駅改築笹島駅開業15周年の冊子から。

名古屋駅改築笹島駅開業15周年の冊子。15周年ですから昭和27年(1952年)の発行と思われます。

明治20年頃の名古屋駅は、開業時の唯一とされている写真。

一方「名古屋駅の威容」で「あれっ」と思ったのが「青年の像」が無いこと。考えてみれば「青年の像」の完成は昭和33年(1958年)で、それが無くとも当然ですが、私にとってというか昭和の時代に名古屋で育ち生活していた者にとって名古屋駅前のシンボルがないのは何か不思議な感じがします。

つばめの展望車。当時は高嶺の花だったでしょうから、今ならば「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の展望車でしょうか?もっともこれから新型オハ35系の『マイテ49形』復刻版が運転を開始するので、少しは庶民の手に届くようになるかもしれません。

名古屋駅(3代目)前を走るD51の写真も、当時を語る際には必ずと言っていいほど出てきます。JR東海が出したオレンジカード「思い出の名古屋駅ビル。 心から消えないみんなの駅」の写真もこれです。

笹島駅の写真ですが真ん中のメインで使われている写真には荷馬車が一杯写っています。昭和27年ならさすがにトラックがいてもおかしくはないと思うのですが…。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!