2017年08月12日 15時42分
季節は巡って今は8月なのにこのブログはまだ平成29年5月30日(火)で足踏み中。
朝一番で向かったのは愛媛県新居浜市の別子銅山記念館。1690年(元禄3年)に発見され、翌年から産出を始めた別子銅山の歴史を展示しています。場所は別子銅山の守護神が奉祀されている大山積(おおやまづみ)神社境内にあり、それもあって一般的な保存車両の展示場所とは趣(おもむき)が異なります。
出迎えてくれるのは昭和48年(1973年)に閉山された別子銅山で使われていた鉱山鉄道の車両たち。
私のお気に入りはこの坑内牽引用電気機関車。
この鐘を鳴らすのはあなたではなく、走る機関車です。どんな音なのかを聞いてみたい。
レールを見れば何と2つの軌間がある。右側は762ミリで一般的なナローですが、前の写真の26号機関車の軌間はそれよりはるかに狭い。で、検索。「編集長敬白 別子鉱山鉄道跡を垣間見る。(下)」に508ミリ(1フィート8インチ)とあり、日本では三重県の紀和鉱山・トロッコ電車や富山県の立山砂防軌道で610ミリゲージは知っていました(乗車経験あり)が、それよりも狭いと思ったのは当たっていました。
この貨車の可愛らしさにもナロー好きはノックアウト。
別子銅山記念館で一番有名な保存機関車。明治25年(1892年)、クラウス製の11トンBタンク機。国鉄の準鉄道記念物。