2017年10月11日 20時24分

段ボール製1/1スケールのC62(2)各パーツの表現力に脱帽。

現役時代のC62。昭和45年(1970年)3月31日。

呉線電化を控え、ヘッドマークも誇らしげに東京行き急行「安芸」が行く。

当時、広島機関区に入ることは原則、申し出れば許可されていました。恥ずかしながら高校生の私。これも含めて時代の記録だと思っています。

※C6217…現在「リニア・鉄道」館で展示中の、1954年に狭軌鉄道の蒸気機関車としての世界最高速度(129km/h)を記録したあの機関車です。

さて『原寸大段ボール蒸気機関車 C62初公開』に戻ります。

各パーツを見れば確かにそれは段ボールで出来ています。

車輪は幾重にも段ボールが重ねられ、見れば見るほど緻密な計算の上にこのC62が成り立っていることが実感できます。

レールも勿論、段ボール製。

見上げればそこには運転台。運転台の中も表現されています。

ところでC6251の意味は、…。是非C62の製造番号の推移をご自身でお調べ下さい。きっと楽しいと思います。

2017年10月10日 20時03分

段ボール製1/1スケールのC62(1)大迫力。

今日からは、9月23日(土)秋分の日に、英国の鉄道ファングループが豊橋鉄道東田本線(豊橋市電)を探訪した際の話を書く予定でしたが、それを変更。

福岡県筑後市にある「九州芸文館」(JR筑後船小屋駅前)で今週末(10月15日/日曜日)まで公開されている『原寸大段ボール蒸気機関車 C62初公開』を紹介します。

その姿を初めて見た時の興奮は今も覚めていません。現役時代を知る者として、それが形をそのままにここに現れていると言っても過言ではないほどで、素材や色は異なれど、まるで今にもこのC62が走り出すのではないかと思うが如くの高揚感に包まれました。

九州芸文館を訪ねたのは10月7日(土)。今回は1泊2日(~10月8日)の九州旅行でしたが、そのメインの旅先がここで、夕刻になれば少しは空いているであろうと思い、16時頃に到着することを念頭に2日間のスケジュールを組み立てていました。

館内に足を踏み入れてC62の姿が見え始めた時、早速、私の心がざわつき始めました。

直径1750ミリの大迫力。

2017年10月09日 15時24分

ぶらり途中下車をしない旅(6)伊奈駅前の「親子の像」。

伊奈駅から豊橋駅方面に向かう電車の時刻表。特急と急行しかありません。また平日では朝の7:23発から8:36までは何と特急のみ。地元の人にとっては当たり前のことでも普段利用しない者にとっては驚き。

優等列車しか走らない伊奈~豊橋間は私鉄界の新幹線。んーっ、ちょっと違うか?

乗り継ぎの列車が出るまでの16分間を使い、伊奈駅の外に出ました。伊奈駅で下車したのはやはり初めて。

駅前には「親子の像」。いつからこの場所で利用客を迎えているのでしょうか?思いがけないところで発見する駅前芸術。これも旅の醍醐味。

ところでこの親子の像をネットで検索しても情報が出てこない。今の時代では珍しい存在かも?そこで地元在住の方にお聞きしたところ、1996年(平成8年)の伊奈駅橋上化の時からあるような覚えがあるとのこと。少なくとももう20年は経っているようです。

豊橋へのラストランナー、12:13発の急行電車が到着。

12:18、6分間のミニトリップを経て桜駅から豊橋駅までの旅はこれにて完。

2017年10月08日 15時21分

ぶらり途中下車をしない旅(5)国府駅で最後の退避。

国府(こう)駅に11:46に到着。11:52までの6分停車。11:49発の特急を退避し出発。

名鉄の本線でも普通しか止まらない駅はあまり印象がありませんが、ここ小田渕もそんな駅の1つ。そもそも停車する電車に乗ったのは記憶間違いが無ければ初めて。

本笠寺駅×2本、前後駅×3本、豊明駅×1本、新安城駅×2本、美合駅×1本、国府駅×1本の計10本の列車に抜かれて本当の終点の伊奈駅到着。

10:08に始まった旅は11:57に終わりました。1時間49分が長かったのか短かったのかと問われれば、短くはないが飽きることは無かったという事になります。ただ1つ言えるのは名鉄でこれだけの時間を同じ電車に揺られるのはきっともう無いだろうという事。

伊奈駅の構内に留置されている電車たち。

岡崎グルメキャンペーンのヘッドマーク車が休んでいました。さてこの後はトイレに立ち寄り、駅の外へ出ました。ぶらり途中下車をしない旅は本当に終わりを告げたのです。

2017年10月07日 15時19分

ぶらり途中下車をしない旅(4)彼岸花の季節。

東岡崎駅11:15にてこの電車での旅は終わるはずでした。ところが…。

何と乗務員の交代があり、列車番号が変わって同じ電車が11:19発の伊奈行きに変身。私の「ぶらり途中下車をしない旅」はまだまだ続くことになったのです。知らなかった、こんな運用があるなんて。6817+1917の2両編成に乗って早くも1時間以上。名鉄電車の同一編成に乗り続けた時間の記録更新です。と、言ってもそんなことをこれまで考えたこともありませんが…。

美合駅に到着。ここで急行豊橋行きに先を譲ります。

美合駅は以前、ここでの名古屋方面への折り返し電車が設定されており、また配線の関係で上下線のホームとも直接下り線に出発できないため、その名残の乗務員用ホームが今も上り線上に残っています。いつもは快速特急か特急で通過しておりあまり意識していなかった風景との出会いが新鮮。

舞木検車場を横に見て通過。ところで本宿を超えた辺りって普通電車でも時速100キロで飛ばすのですね。名鉄の普通電車の高速運転はあまりイメージに無かったのでちょっと驚き。

気分は特急同士の離合。

線路わきには彼岸花が咲いており、それがまとまって咲いていたところでは撮り鉄さんもいて成程納得の秋の旅。

2017年10月06日 20時17分

ぶらり途中下車をしない旅(3)新安城駅の保線工事車両。

桜駅を10時に出て豊橋駅に最速で向かう方法は、桜駅10:02発の犬山行きに乗車し神宮前駅10:08着。

折り返し神宮前駅10:10発の特急に乗車して豊橋駅着10:56。何が言いたいかって、もう豊橋に着いている時間でまだ新安城であるということ。

※列車時刻の検索サイトでは、同一線内の折り返し列車と言う表示は出てこないようです。また昭和の頃には、桜~神宮前~豊橋という切符がありましたが、いつの頃からかその存在は無くなりました。1枚でも手元に残せばよかった。

新安城駅の側線に留置の保線工事車両。手前から名古鉄道機械管理区813号、2両目は不明、3両目は803号と附番されているもの詳細は私には不明。

多分、マルチプルタイタンパーの簡易版?バラスト(砕石)の突き固めが用途と思えるものの自信無し。何だか可愛い。

動いているところを見たことがあるのはきっと本職の方達だけ。

ディーゼルエンジン発電機であることは多分、間違いなし。

これは車輪に見えるけど何に使うのだろう。

投光器はLED。もはや白熱灯の投光器は遺物なのでしょう。

11:05の発車時刻までの9分停車。こうして保線車両がいればその待ち時間は決して長くはありません。

鉄道マニアのあるある話。

※新安城では、10:59発の特急豊橋行き、11:02発の急行豊川稲荷行きを退避。

2017年10月05日 20時09分

ぶらり途中下車をしない旅(2)新安城までやってきた。

休日昼間の上り列車は、毎時快速特急/豊橋行き×2本、特急/豊橋行き×2本、急行/豊橋行き×2本、急行/豊川稲荷行き×2本、急行/吉良吉田行き×2本、準急/豊明行き×2本の計12本の優等列車があり、それにプラス普通電車が4本と言う結構な過密ダイヤ。

豊明駅には10:39着で5分停車。急行吉良吉田行きと緩急接続。

名鉄EL120形をチラ見。これも停車時間があらばこそ。

富士松駅の普通電車用の停止標識の位置が、他の駅より低い気がする。ホーム屋根の見通しの関係かな?

撮り鉄の名所「一ツ木カーブ」を電車内から撮影。

高架工事真っ盛りの知立駅。完成すると名古屋本線の緩急接続が出来るようになるので、運行が大きく変わることになりますが、完成はまだまだ先。

10:56に新安城駅に到着。一歩一歩東岡崎駅に近づいて行きます。この駅を過ぎればもう優等列車に追い抜かれることはありません。ところでこの新安城駅はかつて「今村」と名乗っていました。今の名前になったのは昭和45年(1970年)のことですからもう47年も経っていますが、私の中では未だに「今村」がまだ残っています。小さい頃に刷り込まれた記憶(行先表示板にあった駅名)はいつまでたっても消えることがありません。

2017年10月04日 20時51分

ぶらり途中下車をしない旅(1)前後駅出発までで約30分経過。

9月23日(土)秋分の日。
この日、英国の鉄道ファンのグループが豊橋鉄道東田本線(豊橋市電)を探訪するという事で、その案内役のお手伝いとして出かけました。英国人は総勢24人。案内役は愛知教育大学教授で、鉄道愛好家としても知られているAnthony Robins(アントニー・ロビンズ)氏。その詳細はまた後日として、さて集合時間は13:40ですので、豊橋までどうやって行こうかと思案し、普通電車に乗って「ぶらり途中下車をしない旅」をすることにした次第。「ビール電車」「おでんしゃ」でほぼ毎年2回通っている地ですが、このパターンは初めてです。

まずは桜駅10:08発の東岡崎行きに乗車。この電車は岩倉始発で、9:32に出発してからここ桜駅までの36分間は一度も優等列車を退避しない最速電車。でもここからは…。先が長い。

本笠寺駅10:09着。

急行豊川稲荷行き、特急豊橋行きを退避し10:14発。

鳴海駅での退避はなく10:19に発車。

前後駅には10:27に着いて、ここで10分停車!まずは準急豊明行きに先を譲り、次にこの電車、快速特急豊橋行きが通過。

最後に急行豊橋行きが10:35に出発し、やっと10:37に東岡崎行きは動き出しました。ここまでで約30分乗車中。参考までに、桜駅6:07発の普通電車は途中で抜かれないので、7つ目の駅である前後の発車は6:22で、如何に昼間の優等列車退避が多いかが分かります。

2017年10月03日 20時12分

伏屋駅高架完成記念ツアー(16)洗車体験の動画。冨吉車庫&米野車庫?。

今回のツアーの目玉。冨吉車庫の洗車体験の動画。なお後半は米野車庫の洗車機「通過」体験。

「あ~っ、いい湯だった」とはなりませんが、電車を擬人化すればそんな感想が聞けそうです。

米野車庫については走っている線路から、洗車機の中を通るのが分かったので慌てて動画を撮影しました。

これにて「新線を歩こう!伏屋駅高架完成記念ツアー」は終了です。ご覧頂きありがとうございました。

2017年10月02日 20時07分

伏屋駅高架完成記念ツアー(15)参加証明書。

参加証明書の表面。蟹江駅長名での発行なのですね。

裏面は運転士さんのための「乗務行路表」になっています。

そして記念品の缶バッジ。

ヘッドマークと同じデザイン。

ところで今回のツアーに「近鉄名古屋発着」はありませんでした。

で、申込時に係りの方に聞いたところ「近鉄八田駅」発着なら発売できるとのことでしたので、それで発券してもらいました。けれど結局往復とも使用せず。近鉄のツアーでこうしたパターンがあることを初めて知りましたが、今後の参考になった次第。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!