神岡鉱山前駅から高原川の対岸の神岡鉱山まではかつて専用線があり、ここ神岡鉱山前駅から硫酸を積んだ貨物列車が出発していました。
今は昔の貨物扱いがあった時代に思いを馳せつつ、現実を見ればそこには軌陸車が停車中。
駅には大黒天様がいます。
この先、猪谷方面に向かうことは出来ません。
片道約3キロ。15:51に奥飛騨温泉口駅を出発し、10分強の終わりに相応しい、年月をかけて自然に埋もれつつある2本のレール。もっとも殆どの観光客には無縁の風景。まして感傷にふけっている人はきっといなかった。
written by : 稲見駅長 | 博物館・鉄道遺産・保存車両
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