2017年12月27日 14時30分

地下鉄60周年/ミュージックトレイン(2)手回しオルガン。

ミュージックトレインに乗り込むと電車がおもむろに動き出し、折り返して藤が丘に向かうと思いきや、電車はそのまま真っすぐ出発し、留置線に入りました。この風景はこうしたイベント列車乗車時にしか見られません。名前の由来たる「音楽イベント」が始まる前から鉄道を愛する乗客の皆さんは大興奮!

8:43に高畑駅を出発。

早速、イベントがスタート。6号車はバグパイプ奏者の「Koji Koji Moheji」(こじこじもへじ)さん。バグパイプの前にまずは手回しオルガンの演奏が始まりました。

穴の開いた紙が“音符”で、それぞれの穴の位置で音の高さ、間隔でリズムを作るようになっているとのこと。更にハンドルを回す速さでテンポが変わるそうです。話には聞いたことがあり、これまでにも実際にその演奏を聞いたことはあるものの、身近な存在として音を感じたのは初めてです。

8:56頃名古屋駅を通過。地下鉄東山線をノンストップで走るのは承知しており、各駅で停車しない代わりにゆっくりと走るのも承知していたものの、それでも各駅を通過するのはなかなか痛快で、特に名古屋駅の通過は嬉しい。

カラフルな吊り手の向こうで演奏が続く。電車の中で音楽を聞くイベント列車への乗車は初めてではありませんが、この吊り手と「Koji Koji Moheji」さんのコラボレーションはGOOD。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!