2018年04月23日 17時05分

旧伊勢鉄道廃線跡巡り (4)一身田町駅跡

大正4年(1915年)に(旧)伊勢鉄道が開業した当時の南の終点、「一身田町駅」跡。今は変電所になっています。

廃線跡巡りをしていますと、かつての痕跡が全くない場所はよくあります。その場合、ここに鉄道が走っていた、ここに駅があったと歴史ロマンに浸るパターンが私の場合は多いのですが、今回のこの場所について言えば、周辺に民家も少なく、この後に津市内まで開業するまでは鉄道経営は大変だっただろうなあと思った次第。

と書いていて、ここで足を止め、写真を撮影しているハイキング参加者が見当たらないことに気づく。

などともっともらしいことを書きましたが、浄土真宗高田派総本山専修寺への足としては、今の近鉄高田本山駅よりも近い場所にあり、恐らく開業時は善男善女の参詣客で賑い、ここに終点があることは理にかなっていたのでしょう。

※ここは変電所ですので目立つことは目立つので、その存在を探すのは難しくはないものの、この写真を撮影した場所に辿り着く道が細く、分かり難いのが難点です。

今回のハイキングで道を探す最難関ポイントでした。もっともう回路(別の道)はあるので、必ずしも案内されたルートに従うことは無さそうです。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!