2018年05月21日 19時00分

京成東成田駅に行ってみた。(4)かつての面影。

旧成田空港駅にあって今も現役の『東成田駅』ホーム。

隣のホームは『成田空港駅』のまま時間が止まっています。

『成田空港』の駅名標は平成3年(1991年)3月に現在の成田空港駅した後もそのまま残されました。27年の年月により若干古ぼけた感はありますが、行灯が灯れば往時の輝きをともせるかも知れません。ただ昨日の公開ではそのままだったようです。

東武鉄道の特急「スペーシア」の広告。平成2年(1990年)に登場した電車ですので、僅か1年でこの広告は役目を終えたことになります。

「Welcome to Japan.」「See you.again.」が目立ちますが、実は同じ意味が世界各国の言葉で書かれたスカイライナーの広告。日本の玄関がここ『成田空港駅』だった頃の名残ですね。ただこの『成田空港駅』はバスへの乗換えが必要だったことから乗客数が伸びず、苦戦を強いられました。もう遠い過去の話ですね。

話は変わりますが、私がこの京成電車の旧成田空港駅を海外に行くのに使ったのは、最初にこの線を乗った時だけで、その後は乗った記憶がありません。

そもそも海外出張自体が殆ど無かったこともありますが、その時も名古屋空港~成田空港間を飛んでいた国際線連絡便を使っていたことにもよります。今もそうですが、名古屋起点で京成電車に乗って成田空港に行くのはなかなか大変なことで、成田空港を使う必要に迫られた時は以前ならJRの成田エクスプレスで東京駅乗換え。2003年に東海道新幹線の品川駅が出来てからは、品川駅乗換えがもっぱらです。

2018年05月20日 17時02分

京成東成田駅に行ってみた。(3)今や昔の物語。

使われているのかどうか不明なエスカレーター。

成田空港のターミナル間を繋ぐバスに乗ったことが無かったので知らなかったのですが、第1ターミナルと第2ターミナルを連絡するバスは、ここ東成田駅も寄っていくのですね。

東成田駅コンコースにある壁画。

残念ながら全く記憶に無い。それにしても旧成田空港駅の開業時にはきっと多くの人が、この壁画の日本情緒に触れたはず。今日、東成田駅を訪ねた方達もこの壁画を楽しんだのでしょうか?

タイトルは曲水の宴。ネットでこの言葉を検索するといろいろ出てくるのでここでは解説はしませんが、「雅(みやび)」であることは間違いありません。

日本の玄関口に相応しい壁画であったと改めて感じました。

さて第2ターミナル(空港第2ビル駅)から東成田駅までは簡単に来ることが出来ましたが、それでは第1ターミナルへはどうなのでしょうか?実は東成田駅のコンコースに歩いて行くルートが掲示されています。15分で辿り着けるようですが、ちょっとややこしそう。

ところでこの地図、だけではなく第2ターミナルとの連絡通路もですが、京成電車で成田空港に行くつもりが間違えて東成田駅に来てしまったという人がいるからこそ、ここまで丁寧な案内がされているのではと推察しています。

この駅に来て分かったことが一つ。東成田駅から京成成田駅まで戻って「空港第2ビル」「成田空港」の各駅に向かうのは意外と大変そうだという事。理由は東成田線の本数が少ないこともありますが、京成成田空港線(成田スカイアクセス)が京成成田駅を通っていないため、京成成田駅から成田空港駅に向かう電車は日中は1時間に3本であり、また京成成田駅では東成田駅方面から来て成田空港駅方面へ向かう乗換えの『接続』はしていないのもその理由。

2018年05月19日 16時42分

京成東成田駅に行ってみた。(2)到着。

ほぼ10時に空港第2ビル駅から歩きだし、2分でここに到着。100メートルごとに案内があるとは思っていませんでしたが、人通りが無いだけにこれがあるという安心感は何事にも代えがたい感じ。

5分で半分の行程を越える。

東成田駅が見えたのは10:07。500メートルなので思ったよりも近い印象。

途中ですれ違ったのは僅かに3人。

東成田駅の改札を臨む。

こちらは反対側。

表に出てみる。ここは初めての場所ではないはずなのですが、何とも記憶が無い。それより溢れかえる人に翻弄され、ただ空港ターミナルに向かうバスに乗ることだけを考えていた気がする。

2018年05月18日 15時54分

京成東成田駅に行ってみた。(1)空港第2ビル駅からスタート。

シリーズ「台鉄完乗への道/深澳(Shen’ao)線」を書き始めたばかりですが、次の日曜日(5月20日)に京成電鉄「東成田駅」/旧「成田空港駅」のスカイライナー専用ホームが公開されるとの報道があったので、その東成田駅の話を暫くの間、書くことにしました。

行ったのは先月(4月)19日の木曜日。

名古屋(中部国際空港)を8:20発JAL3082便で成田空港へ。9:30過ぎに成田着で、この後に搭乗する飛行機は14:25発のため時間に余裕があり、それもあって“秘境駅”と呼ばれる東成田駅を探訪することはあらかじめ自分で決めていた予定通りの行動でした。

京成空港第2ビル駅から東成田駅までは通路で結ばれているとは聞いていましたが実際にそこを通るのは初めて。

500メートルという距離を見て意外と近いというのが偽らざる感想。

もっとも今回が余裕のあるスケジュールだったので歩いて行ってみることにしたのですが、ついでが無ければわざわざここに来ようとはなかなか思わない場所ではあります。それと私の海外旅行では珍しくトランクを事前に宅配便で成田空港まで送っており、この日の私が海外へ出かけるには珍しく『身軽』だったこともこの行動に繋がったとも言えます。

通路で見つけた「芝山鉄道乗車記念証明書」発行開始!のポスター。これで芝山鉄道の2回目の乗車が決定。

(余談)

京成成田駅~現在の東成田駅/(旧)成田空港駅間を乗ったのは昭和55年(1980年)8月10日。参考までに京成成田駅と現在の成田空港駅間を乗ったのは平成3年(1991年)4月26日。成田空港の歩みに見る時代の紆余曲折は私の“乗り鉄”にも影を落としています。

2018年05月17日 20時49分

台鉄完乗への道/深澳(Shen’ao)線(2)瑞芳/Ruifang駅。

毎度の事ながら、短い時間の出来事を延々と書き連ねています。

基隆駅から乗った電車を八堵/Badu駅で下車。ここから宜蘭線の列車に乗り換え。三貂嶺/Sandiaoling駅から平渓線に乗り入れる菁桐/Jingtong駅行きは8:55に八堵/Badu駅を出発です。

八堵/Badu駅が始発なので車内をゆっくり撮影。

瑞芳/Ruifang駅9:09着。この日の目的地、深澳/Shen’ao線八斗子/Badouzi駅への乗り換え駅です。

ところで平渓線が宜蘭線から分岐する三貂嶺/Sandiaoling駅は山間の小駅。そのためここ瑞芳/Ruifang駅が平渓線との実質的な乗り換え駅になっており、観光地のある平渓線沿線を目指し、どっとお客さんが乗り込んでいました。

日中は平渓線と深澳線は直通運転となっており、そのため、同一ホームながら乗車位置を分けています。瑞芳駅でお客が入れ替わるので、混乱を避けるためには現実的な対応ですね。

まだ時間が早いので、お弁当屋さんはまだ開いていません。

駅前も静かです。と言いつつ、こちらは瑞芳/Ruifang駅のどちらかと言えば裏口。表側は路線バスも多く発着し、お店屋さんも多くあります。

2018年05月16日 20時46分

台鉄完乗への道/深澳(Shen’ao)線(1)電車の運転室。

基隆駅と基隆港の位置関係。こんなに近いのです。

基隆駅の今の北側駅舎。基隆駅のホームの北端と南端に駅舎が独立してあります。過日UPした縦貫線の起点のモニュメントはホームの北端、北側駅舎の直下にあり、南側駅舎から出て、南側駅舎から電車に乗ると、その存在には気が付かいと思われます。私はたまたま先頭車を撮影しようとして北端まで行ったので出会うことが出来ました。

さあこの日の旅が始まります。

基隆駅8:41発の新竹駅行きに乗車。

先頭車から進行方向を臨むと直ぐに地上。ここ基隆駅は地下駅のようですが、完全な地下というよりは半地下という感じですね。

乗務員室から直接ホームに出られるドアが無いので、運転士さんは車内から乗り降りします。それにしてもこの解放感は日本には無いですね。

ところで私は乗務員室と書いていますが、そのスペースは中国語で「駕駛室」。英語表記では「Driver Cab」で日本語では運転士室となりそうです。台湾では車掌さんはそこでドア扱いをしないので乗務員室と呼ぶのは相応しくないかも。でもやはり、これからも私は乗務員室と書きます。

因みに2枚前の写真は、解放されていた乗務員室ごしの撮影。

2018年05月15日 20時08分

台湾鉄路管理局(台鉄)基隆駅。

ホテルの部屋から基隆駅方面を見る。基隆駅の駅舎っていつからこんな風に可愛くなったのでしょう。

ところで基隆駅と基隆港の位置関係はこんな感じ。左端に基隆駅が写っています。

平成12年(2000年)5月20日の基隆駅。こうして見比べれば街の風景も変わっています。18年の月日の流れはやはりあります。

現代の基隆駅のキャラクター。でもこの駅舎は、今は使われていません。

基隆駅の今の南側駅舎。

階段を上がればかつての基隆駅を見下ろせます。

2000年当時の記憶はあまりないのですが、その時はただ縦貫線の起点である基隆駅に降り立たねば、台湾の鉄道の旅を始められないという気持ちだけで来たのだと思います。そして駅前の屋台で鳥のから揚げを買って食べたことだけが唯一の思い出。

2018年05月14日 11時29分

台湾/基隆港

平成30年(2018年)2月27日(火)。

何故か朝6時過ぎに目が覚める。目の前に接岸を控えた2隻のクルーズ船。

こちらは日本からやってきた船。きっと正解。何故知っているかって、つい最近、知人がこの船に乗り、ここ基隆港までやってきています。船名を見て気が付きました。

さてこちらはどこから?

無事着岸。この風景を見るためにここ基隆まで来たと言っても過言ではありません。

「KEELUNG」の文字は外洋からも見えるのでしょうか?大型クルーズ客船の旅は憧れますが、今のところただ憧れているだけ。国内の大型『フェリー』の旅はしたことがあるのですが…。

さてこの日は台鉄完乗を目指します。この後深澳(Shen’ao)線瑞芳/Ruifang~八斗子/Badouziに乗車予定。

2018年05月13日 15時27分

新竹~基隆(4)台湾鉄路起点。

無事乗車。

乗ってしまえばあとは終点までノンビリ。と言いたいところですが、さすがに平日の夕方だけあり、座れず。

暫くして車内が空いてきて周りを見渡す。車椅子対応のスペースですが、自転車の置き場にもなっています。なお左側の椅子が折り畳めるようになっており、自転車がしっかり固定できるようになっています。

基隆駅着18:57。

ここは台湾鉄路起点。

このオブジェが以前からあるものか、それとも3年前にこの駅が改修されてから作られたものかは分かりませんが、目を惹くのは間違いなし。

晩御飯はコンビニのカレー、おでん、焼き芋+ビール。一人の夕食。

窓外は基隆港の夜景。一人であることが余計に身に染みる。

2018年05月12日 15時24分

新竹~基隆(3)台湾新幹線完乗!

台湾新幹線南港/Nangang駅。2016年に台北駅からここ南港駅まで延伸されており、やっと乗ることが出来ました。(南港駅着18:10)

六家線竹中駅を16:43に乗り、六家駅着16:48。楽勝でこの1本前の高鐵新竹駅17:08発に乗れるはずだったのですが、外で撮影しているうちに自動券売機の指定席発券時間の制限に引っ掛かり17:25発に乗車。もっともそのおかげで昨日UPしたグッズの自動販売機を見つけたりして、他の収穫があったのでまあ良しとしましょう。そして南港駅で基隆駅までの乗車券を購入。

台湾鉄路局(台鉄)南港駅の乗車位置案内。これをちゃんと見ておかないと思いもかけず歩かされる台鉄。

そしてここ南港から乗るのは18:16発の基隆/Keelung駅行き。そうっ、新幹線から在来線への乗り換え時間はわずか6分。

しかもこれを逃すと次は30分後。高鐵新竹駅で17:25発に乗った段階でこれは織り込み済みだったのですが、やはりせわしなかった。台鉄の自動券売機を10秒でクリアしたので乗れたのですが、もしも誰か同行者がいるか、もしくは発券に手間取っていたら絶対に間に合わなかった。南港駅での乗換えですが、名古屋で言えば、新幹線からあおなみ線と同じような位置関係になります。会社が異なるため、一旦、改札の外に出なければならずJRでの新幹線から在来線への乗り換えとは異なります。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!