2018年07月12日 17時08分

アンデアン・エクスプローラーの旅(12)標高4335mに到達。

ペルーレイル/アンデアン・エクスプローラー号のHPでは17:45と書いてあったラ・ラヤ峠の観光の開始時間。この写真を撮影したのは17:51でほぼ定時。もっとも時間通り走っていたかどうかは日本に戻ってから確認したこと。一応、日本を出発する時にタイムスケジュールをダウンロードしておいたのですが、それを気にして旅をすることがいかに意味のないことかはその時点で悟っていました。

GPS計測による高度計アプリでは4358メートルですが、同列車の乗務員の方からのインフォメーションでは4335メートルでした。

なぜここで停車しているのか?それはここがクスコ~プーノ間で一番標高が高いからで、クスコ(3400m)から1000m近く高度を稼いでいます。

因みに現在、ペルー国内の鉄道で、旅客列車の走る路線の最高地点がここ。日本の最高地点は小海線の清里~野辺山間(1375m)にありますが、駅ではない正にその地点で停車していると思って下さい。

周りはほぼ真っ暗ですが、デジタルカメラは流石。

ブレブレですが、何とこの暗さの中でお土産屋さんが盛業中。一応灯りはあるのですが、支払いの時は携帯電話を懐中電灯代わりに財布を照らしてお札を数えます。売っているのはアルパカ製品や民芸品です。

ラ・ラヤ峠で停車する列車の目の前には教会があります。この近くに集落があるのでしょう。

ここに10分ほどいて車内に戻ります。どの停車駅でもそうなのですが、列車からの乗降用にステップが用意されます。乗客数が限られているので基本、一箇所だけで対応しています。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!