2018年08月31日 17時05分

真岡鐡道D51運転体験(2)水海道は「みつかいどう」と読みます。

右側に停車中の取手駅8:57発の列車に乗車。

複線区間を行く。キハ5000形(5004)とすれ違う。(取手駅~西取手駅間)

5010形(5012)。(小絹駅~水海道駅間)昨年登場の最新鋭気動車。5000形と5010形で塗色を変えているのですね。

久しぶりの乗車というより、体感的には“初”と変わりません。見るもの全てが新鮮。そもそも私が乗ったのは常総線がまだ単線の時代。昭和52年(1977年)に複線化が始まった時は流石首都圏は凄い!と思ったのを覚えています。

水海道駅が見えてきました。定刻の9:30に到着。

水海道駅。意外な難読駅だと思っています。読み方は「みつかいどう」で、「みずかいどう」ではありません。どうしてこの読み方なのかを調べたくなる駅(地名)の一つです。恐らく地元の人か、私鉄の乗りつぶしをしている人位しか読めないのでは?と言うか、知らなければ読めないというレベルではなく、例えば『「みずかいどう」という読み方ではありません。』と助け船を出しても、当てずっぽうですら読むことがまあ無理でしょう。

乗ってきた列車は2100形(2105)。

またまた昔話で恐縮ですが、私が知っている関東鉄道常総線の車両基地はここ水海道駅構内にありました。今の車両数からすればこの駅のスペースに入りきらないのは自明の理ですが、昭和の時代はこれで何とかなっていたというのがある意味驚きだったりします。

ところで関東鉄道では定期的に運転体験を行っており、私もいつかは参加したいと思っているのですが、それはさておき、水海道駅と現在の車両基地(小絹駅~水海道駅間にある)は少し距離があり、運転体験参加者は送迎用列車で往復することとなります。その楽しみを含めて興味があるのですが、実際の運転はまだ先になりそうです。

水海道駅舎。

自動改札機を除けば昭和の香り。関東鉄道大宝駅開運入場券を3点購入。健康、仕事、勝負。人生はまだまだこれからです。

2018年08月30日 16時55分

真岡鐡道D51運転体験(1)取手駅で関東鉄道常総線に乗換え。

平成30年(2018年)6月28日(木)は、休暇を頂き、栃木県真岡市の真岡鐡道へ。

目的はD51 146号機の運転体験。高い倍率をくぐりぬけ、見事当選を引き当てました。

さて真岡まで行くのに、東京駅~小山駅~下館駅とまあ順当に行っても芸が無いと思い、関東鉄道常総線経由で行くことに。よってまずは日暮里8:06発の常磐線の電車に乗る。

取手駅着は8:43。いよいよ実に45年ぶりの関東鉄道常総線。昭和48年(1973年)6月27日以来です。1日違えば何と45周年の記念すべき日。

乗る予定の列車まで少し時間があったので駅の外に出る。

「常磐線全列車を東京駅・品川駅へ」の看板。何だか分かるその気持ち。

下館駅までは1510円。実はここ関東鉄道常総線は、ICカードが使えるのですが敢えて乗車券を買っています。ところで非電化私鉄でICカードが使える鉄道会社って関東鉄道だけ?

下館までは直通列車ではなく、水海道で刻むことに。8:57発の列車を選択。

2018年08月29日 15時43分

JR東海道本線掛川駅。

今月17日、静岡県掛川市に出掛けました。

まずは昭和54年(1979年)9月16日の掛川駅。

次いで平成24年(2012年)7月28日の掛川駅。

3枚目は平成30年(2018年)7月17日の掛川駅。

一見同じように見えますが、実は平成26年(2014年)1月27日に供用が始まった新しい駅舎。

知らない人には「えっ?」ということでしょうが、駅舎の耐震化に迫られたJR東海が平成20年に建て替えを発表すると、掛川市(掛川市民)から『東海道線の各駅舎が建て替えられていく中、掛川市の顔であり、品格、風格のあるこの駅舎を将来の子どもたちに継承していくことは、私たちの責任であります。』(掛川市のHPから転載)との声が上がりました。

そしてその願いは叶い、最終的にはそれまで使っていた部材を出来る限り再利用し、元の形に復元することとなったのです。市民を中心として建て替え費用の一部は募金(掛川駅木造駅舎保存寄附金)で賄われており、何と866件6,758万4,932円が集まったそうです。(掛川市のHPを参照)

もともと数ある木造駅舎の中でもそのデザインが他の駅とは一味違う事から、私が好きな駅舎の一つだったのですが、それが以前と変わらぬ姿で残っているのは正に奇跡だと思っています。(ほんの一部だけデザインが変わっていますが、多分それに気が付く人はほとんどいない)

もっとも昭和の時代に二俣線の列車から降り、ここを通って駅の外に出た時の記憶はありません。

新幹線が停車する駅で唯一の木造駅舎。この駅舎の価値は「唯一」だからだけではなく、市民の想いにあると思っています。

一方こちらは実質、新幹線の駅と言える掛川駅南口。私にとって初めて見るその姿。北口の写真を撮影したのでこちらもパチリ。

もしも掛川駅を利用する機会があれば是非、北口の駅舎をご覧下さい。

2018年08月28日 13時08分

追悼。さくらももこさん。そしてGJ8マンのこと。

さくらももこさんが8月15日に亡くなられました。

さくらももこさんは以前、郡上八幡を舞台に活躍する水のヒーローキャラクター「GJ8(ジージェーエイト)マン」を考案され、長良川鉄道では、そのラッピング車両が今年の3月24日から運転されています。

ところで私はたまたまこの日曜日(8月26日)に長良川鉄道を訪ねていました。

目的は美濃駅~大矢駅間で行われている代用閉塞(へいそく)の状況を確認するため。

ついでにGJ8マントレインが撮れれば良いなあとは思っていましたが、503号は関の車庫の中。

さくらももこさんの郡上愛が一杯詰まったGJ8マントレインはこれからも長良川鉄道を走ります。

さくらももこさんのご冥福をお祈りいたします。

2018年08月27日 15時22分

AONAMILINE PHOTO SPOT。

今日は名古屋臨海高速鉄道あおなみ線のお話。

あおなみ線名古屋駅の改札を入るとこんな案内が出ています。それに従って歩いて行くと…

行き着いた先には帽子が2つ。

いつでも記念写真が撮影できるようになっています。

英語で「AONAMILINE PHOTO SPOT」の案内。海外からのお子さん連れも多く乗降する駅なのでこの表示なのでしょうか?

それはともかくお子さんだけではなく、大人の人にも楽しんで欲しいと思います。

ところであおなみ線の誘客の一環でこんな掲示もされているのですが、私がこの駅を利用する通勤時間帯に足を止めて見ている人はあまりいません。ちょっと残念。

2018年08月26日 14時52分

鶴舞線、桜通線丸の内駅の連絡通路。

名古屋市営地下鉄鶴舞線、桜通線の改札外の連絡通路を久しぶり(何年ぶりだろう?)に通りました。

たまたま丸の内駅に近いところに事務所を構える制作会社さんとの打合せがあり、行きは桜通線の丸の内駅ホームから改札内の通路を通って鶴舞線のホームに向かい、そこで改札を出ました。で、帰りはお約束の鶴舞線~桜通線の渡り線直上にあって緩いカーブを描く改札外の通路を通った次第。

丁度中間地点辺り。

鶴舞線と桜通線の改札口の矢印← →での案内は分かりますが、目的地をこれほど一杯書いてあるのは知りませんでした。もっとも以前からあって、私が気付かなかっただけかも知れません。

ところで何がきっかけで私はこのブログに書くことにしたのでしょう?

まずは鶴舞線①番線の行き先の「豊田」。駅名ならば本来「豊田市」なのですが、敢えてそのこだわりより利用者の分かり易さを優先させたということでしょうか?まああまり変わらないような気がするのは私だけ…。

そして②番線の行き先にある名鉄犬山線の「柏森(かしわもり)」。岩倉とか江南、犬山なら何となく納得なのですが…。そこで丸の内駅の時刻表をチェック。平日は結構柏森行きがあるんですね。もっとも土休日の柏森行きは1本だけ。謎は深まるばかり。

2018年08月25日 20時07分

アレキパ富士と日本の富士山。

ペルー鉄旅。おまけ編。

4月29日(日)は朝ホテルを出てから家の玄関に着くまで、37時間(トランジットの時間を含む)の旅。

●朝9時(日本時間で4月29日23時)ホテルロビー集合

●アレキパ(ペルー)~リマ(ぺルー)~メキシコシティ(メキシコ)~成田~中部/名古屋

●家に到着/5月1日昼過ぎ

※日本時間で4月29日…1時間

4月30日…24時間

5月1日…12時間

現地の人ではなく、日本人だけが「アレキパ富士」(もしくは「ペルー富士」)と呼んでいるミスティ山、標高5822m。

アレキパの標高は2335mなので、この地からでは3487mの高さが見えていることになります。海抜0mから日本の富士山を眺めるのとほぼ同じ感じ。旅の〆にこんな風景に出会えるとは思ってもみませんでした。

話は日本に飛んで成田空港から中部国際空港へのフライト。天候が良かったので、私には珍しく窓側の席を空港のカウンターでリクエストして空中散歩。夢の国を上から覗くのはご法度?

羽田空港の飛行機の多さにビックリ。

 

予想通りの富士山。アレキパ富士を見たので、日本の富士山も見たかった。これぞニッポン!

11:36、中部国際空港らしさ全開の光景を見ながら着陸。

13日間の旅の報告はこれで終わりです。

長期間に渡り、お付き合いいただきありがとうございました。

(余談)

私にとって“家路”でかかった最長時間は、1976年(昭和51年)の春休みに出掛けた沖縄の旅。

3月29日、沖縄県の石垣島を出発し、30日に那覇港着。乗り継ぎの船便の都合で那覇市で2泊。4月1日に那覇港を出発し4月3日に大阪港着。そこから東海道本線の急行比叡2号で帰宅しています。当時学生だった私に飛行機という選択肢はなく、一方で時間だけはふんだんにありました。あの時君は若かった。

(追伸)

ところでペルーという国。私はこれまで仕事と観光を合わせ、35の国と地域に行ったことがありますが、「一番印象に残っている国はどこですか?」と聞かれたら、間違いなくここペルーをあげます。

そこには同行のツアー参加者の方々や添乗員さん、現地ガイドさんの印象も加わっているかもしれません。特に「呑み」にお付き合いいただいたこのツアー最高齢の方のおかげで地ビールを堪能出来たのは有り難かったです。多謝。

って、結局それですか。(笑)

2018年08月24日 20時50分

アンデアン・エクスプローラー号/高原列車は行く(13)アレキパ駅でお別れ。

標高が2000m台となりました。随分下がってきてはいますが、これでマチュピチュ遺跡と同じくらい。

終着のアレキパの街に入って来ました。

遮断機のある踏切。当たり前にありそうで、ペルーで意識したのは初めてかも。

15:30頃、アレキパ駅到着。貨車しかいない構内。

最後にアンデアン・エクスプローラー号のマネージャーさんからの挨拶を受けて、それから下車。

アレキパ駅のホームではアンデアン・エクスプローラー号の全スタッフによるお見送り。

感動のお別れ。

さようなら。いい旅でした。

アンデアン・エクスプローラー号の旅を終え、その後歴史地区が世界遺産となっているアレキパ(AREQUIPA)市内を観光。今回のツアーに参加し初めて知った町。でもペルーを旅するならば、ここもお勧めできる場所の一つです。

そしてホテルのレストランで旅の打ち上げ。アレキパの地ビールが旨い!

さて最後になりますが、今回の旅をすることになったきっかけです。

1)マチュピチュ遺跡にどうしても行ってみたい

2)イグアスの滝に足を延ばさず、ペルー一国で完結したい

3)チチカカ湖/浮島(ウロス島)に行ってみたい

こんなツアーを探していて、このアンデアン・エクスプローラー号の旅を見つけました。そしてその列車を選んだおかげでチチカカ湖だけではなく想像を超えたサンベイ洞窟に行くことも出来ました。

私は「鉄道の旅」が好きです。ここの所は「鉄道」に乗って、鉄道を「撮影」する旅に出かけることが多くなっていましたが、今回は久しぶりに「鉄道の旅」を堪能しました。さて皆さんはどんな旅に出掛けますか?

2018年08月23日 20時48分

アンデアン・エクスプローラー号/高原列車は行く(12)急勾配。

サンベイ洞窟で停車していた場所から数分の場所。錆(さび)の浮いた貨車たちに出会う。

やはりこの光景は寂しい。

11:24。風景に「色」が付き始めました。この場所の標高はまだ4000mくらいはあるはずなのですが、緑の草原を見るとなぜか少しホっとした気分。

11:35。101キロポスト。

眼下に駅が見え、貨車が並んでいます。篠ノ井線の姨捨駅から善光寺平を見下ろす気分。そしてその場所を目指し、ひたすら下ってゆく。

周りにさしたるものも無く、ここが何故にこうなっているかが不明。貨車は鉱石を運ぶタイプにも見え、ここでトラックから積み替えている?

右端に99キロポストが見えるのと、右側の山の斜面に左下(貨車の向こう側)から右上の向かう1本の線が見えます。これが線路のある場所で、2枚目のキロポストの背景と合わせ、どれほどの急勾配を走っているかが何となく分かってもらえるでしょうか?

豪華列車の旅であっても、こうして写真を撮影する初心(?)を忘れないのは大切なことです。

2018年08月22日 12時20分

祝!瀬戸線栄町乗り入れ40 周年&4000 系デビュー10 周年。

たまには当日ネタ。

1978(昭和53)年8月20日、名鉄瀬戸線は名古屋の都心、栄町駅まで乗り入れました。

それを記念し、今週月曜日(8月20日)から「瀬戸線栄町乗り入れ40周年・4000系デビュー10周年記念乗車券」が発売されています。

写真は「栄町乗り入れ40周年」面で、これを展開すると「4000系デビュー10周年」も出てきますが、それは買ってのお楽しみという事で…。

ところで限定1200セットなのですが、平日の販売開始という事もあってか、今朝出勤前に栄町で買った時はまだ在庫がありました。

合わせて始まった瀬戸線10駅にて硬券入場券を購入すると、栄町乗り入れ40周年を記念した各駅のオリジナルスタンプの押印。

こういうのに弱いんです。わたくし。

また栄町駅、尾張瀬戸駅で当日有効な硬券入場券を買うと1枚につき「記念スタンプ入場券・記念乗車券用台紙」が1枚プレゼントされます。

限定500セットで栄町駅と尾張瀬戸駅だけでの扱いですが、こちらも今朝の時点でまだありました。もっともこれが無くなるのは時間の問題と思われます。

話は変わって地下鉄桜通線久屋大通駅のホームにある立体ジオラマ。

桜通線の開業は1989(平成元)年9月10日で、瀬戸線の栄町乗り入れの開始は1978(昭和53)年8月20日。桜通線の工事が始まったのがいつかは忘れましたが、その当時、名鉄の工事の時に、既に桜通線との立体交差部の工事が行われたという噂がありました。あくまでも「噂」です。真偽は確かめていません。そんなことを思い出す瀬戸線栄町乗り入れ40周年。

 



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!