2018年08月15日 20時06分

アンデアン・エクスプローラー号/高原列車は行く(5)恐らくこの旅の最高地点。

森林限界を超えた高地を、2本のレールだけが人の手が入っていることを主張している。

アルパカの牧場。これだけの数を一度に見たのはこの旅では初めて。

展望車には双眼鏡が用意されています。遠くの景色を楽しみ、高原に生息するビクーニャなどの野生動物を探すため。

雪景色のアンデスの山々。線路に沿って走る道路をトラックが編隊を組んで走っている。(ように見えました)

列車は右に廻り、左に廻り、そしてアップダウンを繰り返しながら歩みを進めます。

4月28日(土)、アンデアン・エクスプローラー号の旅。

手元の高度計で4241mのサラコチャ駅を朝6時半に出発し、午前8時01分、私の計測していたタイミングでの最高地点、海抜4472mを通過。

今、フリアカ~アレキパを結ぶ鉄道は貨物の専用線となっており、例外としてこの列車でしか経験できない高さ。

※Wikipediaにはこの路線の最高地点は4470mとの記載あり。上記の高度4472mは車内での計測ですので、ほぼピタリかも?

ここを越える標高は中国の清蔵鉄道の5072mのみ。

時折見えるアルパカの牧場。

私が生まれた年の大ヒット曲「高原列車は行く」を思わず口ずさむ。

その歌の舞台は福島県にあった「沼尻軽便鉄道(のちの磐梯急行電鉄)」ですが、たまたま私の知合いの鉄ちゃんのカラオケの十八番(おはこ)がこの曲で、何でよりによってそれを思い出したのだろう。(曲ではなく、友人のことです)

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!