2018年08月20日 11時44分

アンデアン・エクスプローラー号/高原列車は行く(10)紀元前の壁画を見る。

「Pinturas Rupestres de Sumbay」 サンベイの洞窟絵画。私の参加したツアーの案内を除き、日本語の検索では出てきません。日本人の『観光客』がネットにアップした形跡がない世にも稀な地。

ペルーレイルのHPにはその概要が出ています。

The art of the emblematic Sumbay caves

紀元前6000~8000年前に描かれた壁画が残された洞窟。普段は厳重にガードされていますが、アンデアン・エクスプローラー号の乗客には、その入り口の鍵が開けられ、私たちはそれを間近で見ることが出来ました。(詳しい解説もあり)

洞窟壁画と言えば、世界史の授業など聞いた記憶のある「ラスコー洞窟(フランス)」「アルタミラ洞窟(スペイン)」が思い浮かびます。

例えて言えば「高松塚古墳」に入り、その装飾壁画を見ている気分。

あらかじめ歴史的遺産の壁画を見ます。とは聞いていましたが、よもやこれほどくっきりと残っているとは思っておらず、また当時、この辺りもしくは近隣のエリアにどんな動物がいたかがわかるのも興味深いものでした。

もっとも私が一番驚いていたのは、よくぞこの洞窟を発見したという事。先人(研究者たち)の情熱は素晴らしい。

触るのは勿論厳禁ですが、それでも至近距離での記念撮影は公認です。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!